50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

危険回避のドライブ術⑬~地方で運転するときの注意点

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kindle本発行のお話はいったんお休みにして、久しぶりに「危険回避のドライブ術」シリーズの続編を書きます。

地方都市での運転についてはこれまで2回、書いてきました。

carselection2021.hatenablog.com

最近、あらためてこれだけでは不足かなと思い、加筆していくことにしました。

一部重複するかもしれませんが、最近「こういう点も注意ポイントだな」と思うことがいくつかありましたので、それらをまとめていきます。

 

曲がるときに頭を振る

左折に多いのですが、バスなど大型車がやるように、軽自動車でも一度、右に頭を振ってから左折することがよく、あります。よく、あるのです。側道がそれほど広くないので頭を振ってから曲がるほうが、曲がりやすいのはわかるのですが、そこが片側2車線道路だった場合、右のレーンを走っていた車は、左側のレーンの車が突然、2車線を隔てるラインぎりぎりか、場合によってはラインを踏む程度まで寄ってくるのですから、びっくりします。

運転している方は左折しようとしているわけですから、左側方には注意がいきますが、自車の右側は全く注意をはらっていません。右のミラーはもちろん、見ていません。それでいて右に頭を振るのですから、周囲を走っている車としては、とても怖い思いをします。

運転している当人は、「多少、頭を振ったところで、なーに、隣のレーンまではみだしたりしないから、大丈夫」と思っていらっしゃるのでしょう。

 

しかし、この状態に初めて出くわすと戸惑うと思います。片側2車線の場合、あなたが右車線を走っていたとします。左前方を走行していた車のブレーキランプが灯ったかと思ったら、突然、あなたの車の側に寄ってくるわけです(前にも書いていますが、ウインカーは曲がる直前まで出ないことが多いです)。ブレーキを踏んで減速しますよね。そのまま、前に入ってこられるのではないかと思うくらいの勢いのときもあります。

片側1車線の道でも同じことが起きます。対向車が突然、スピードを緩めたかと思ったら、センターラインよりに寄ってくる、というように見えます。片側2車線のときに比べれば、左折しようとしているドライバーも対向車が視界に入りますから、頭の降り加減は多少の遠慮はありますが、それでも怖い思いをします。

 

左折時だけかというとそうでもないのです。右折時は、右折専用レーンがあるときのほうが危ないです。

あなたは、交差点を直進しようと思って走っているとします。少し前を走る車がウインカーを出すことなく(ほとんどウインカーは出ないと思ってください)、すーと右折専用レーンに入るのが視界に入ったとします。対向車はその先の赤信号で止まっていて、その右折レーンの車は難なく右折できるだろう、と考えます。

あなたはそのままレーンをキープして交差点を直進しようとします。すると、なんということでしょう、その右折の車が(右折なのに)、左に頭を振って(つまりは、あなたが直進しようとしているところに左から急接近して)くるではありませんか。

高齢者ドライバーが多い地方都市では、長年の運転習慣がついていると、右折だろうが左折だろうが、車の大きさや道路幅に関係なく、「とにかく頭を振って」曲がるということになります。地方ではこのように、軽自動車であっても軽トラックであっても、右左折時には頭を振ることがある(というか多い)ことを頭にいれておいてください。

 

側道からの飛び出し

これも実際には飛び出してくるところまではいきませんが※、寸止めのような感じで、優先道路側を走っている車としてはヒヤッとします。

(※実際には、いったん停止したあとに、「ありえないでしょ」というタイミングでこちらの車の前にのっそりと入り込んでくることもあり、それはこの「危険回避のドライブ術⑥」で触れているので、ここではそれ以外のケースを書きます)

駐車場や道路から頭を出す。よく見られる光景です。しかし、首都圏などと異なるのは、コンビニやスーパーの駐車場にせよ、側道にせよ、車が少ないので、みなさん結構、強めにアクセルを踏んで優先道路側に迫ってきます。優先道路を運転している私としては、その光景が目に入りますから、その勢いで来られたら、目の前に飛び出される!と感じるほどなのです。

実際は、流石にそのまま飛び出しては来ないのですが、ドライバーによっては、自分の車の鼻先がどの辺まであるのか、あまりわかっていらっしゃらない方もいて、そういう場合は目の前に、私が走行している車線に鼻先が20~30㎝飛び出てくることがあります。

これはかなりヒヤッとします。そのまま直進すれば接触しかねません。右に少し避けることができればよいのですが、片側2車線でそこそこの速度で流れているとハンドルでよけるのは危険です。どうしても強めのブレーキを踏んで、安全な速度で、その飛び出している鼻先をかわすことになります。

 

信号についての注意①

これは前の以前にも書いたように、「完全に青」になってから進むことを強く心がけてください。と申しますのも、地方では赤信号でも結構な速度で交差点に突進してくる車があるからです。信号は必ず全方向「赤」という時間帯がわずかですがありますので、この時間を狙って突っ込んでくるのです。

地方の場合、そもそも一般道でも速度が出ていて黄色では間違いなく突っ込んでいきますし、黄色から赤に変わっても1秒以内なら突っ込んできます。また、ひとたび赤になると、次の青になるまで永い時間、待たされることがわかっているので(そういう交差点が多い)、「なんとかこのタイミングで交差点を突っ切ろう」と思う方が多くなるのです。都市部のように、相手側の信号が赤になったから、青になる前に見切りで発進すると、衝突という事態になりかねません。必ず青になって、車が途絶えたことを確認して発進するようにしましょう。

 

信号についての注意②

地方都市では往々にして、歩車分離式信号というのがあります。先ほどの①のとおり、必ず青になってから発進、を心がければなんということはないのですが、交差点で自分の側でないほうが赤になって1秒くらい経ったから、こちらが青になるだろう、と見切りでアクセスに足をのせるととんでもないことになります。

次に青になるのは自分の側ではなく、「歩行者用信号」ということがあるのです。

以前にも書きましたが、私が居住している地方都市で首都圏ナンバーの車が、この見切りをやり、危うく横断歩道に踏み出した小学生の集団をはねそうになったのです。

地元の小学生はその交差点で青になる順番が頭に入っていますから、「次は自分たちの信号が青になる番」ということで、躊躇なく横断歩道を渡ろうとしたのですが、そこに急発進に近いような形で車が発進したものですから、小学生たちも凍りつきました。その車は急ブレーキを踏んで止まったのでことなきを得ましたが、大惨事となるところでした。

こうした点からも、必ず「青になってから発進」を徹底いただきたいのです。

 

信号についての注意③

これも地方都市特有かも知れませんが、感知式または感応式信号機というのがあります。この信号機の場合、停止線まで自車を進めないとセンサーが感知してくれず、いつまでたっても青になりません。

以前は小さな表示であることが多かったのですが、最近はかなり目立つように「この信号機は勘知識ですので停止線まで進んでください」と明記されるようになりました。地方にいらした際にはご自身が信号で先頭だった場合、信号機付近を一応、確認してみてください。もしそのような仕組みの信号機だった場合は、多くは歩行者用押しボタンと連動しており、歩行者用信号機のボタンのところに「お待ちください」の表示が点灯したら、感知されたことになりますので、その表示が点く位置まで車を進めてください。

 

まだ書き足らないところはありますが、本日はこのへんにいたします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。