50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

高速道路上の注意すべき大型車について

久しぶりの投稿となってしまいました。年に15回程度、首都圏と地方都市、往復500km弱ほど走行していて、ここ1~2年はこれから書くポイントについて注意して観察してきました。そしてある程度、「こういうことが言えるのではないか」と思えたので、それを記事にしていきます。

 

生活に不可欠なトラック輸送

コロナ禍も相まってネット通販は加速的に伸び、それに伴い、トラックドライバーの不足、高齢化、宅配貨物の小口多頻度化などが問題になってきています。

なにはともあれ、Amazonなどを多用する地方在住者としては、トラックの輸送がなければ、欲しいものが翌日にすぐ届く、ということは実現しないわけですから、大変ありがたいと感じています。

また再配達とならなよう、時間指定や置き配指定なども心掛けています。

 

高速道路上での共存

高速道路上では、宅配にまわる小型トラックではなく、拠点間の荷物などを輸送する大型トラック(4トン以上、以下「トラック」)と共存しながら走行することになります。多くのトラックは片側2車線でも3車線でも、一番左側の車線、第一走行帯を走り、前のトラックが遅い場合に限り、第二走行帯に出て追い越し、そして追い越しが完了すると、すぐに元の車線に戻っていってくれます。

 

これにより平均車速が相対的にトラックより速い乗用車はスムーズな走行ができるわけです。それほど遅くなくても登坂車線がある上り坂では、登坂車線に入って後続に道を譲ってくれるトラックもいます。

 

私は首都圏に向かう際には、高速代を節約するため、夜間の割引料金が適用される時間帯に走行することがほとんどです。夜間~深夜にかけては、圧倒的にトラックのほうが乗用車より多いです。トラックの大きさや長さから、追い抜くときは圧迫感を感じることはありますが、一定の速度で、前の車とも一定間隔で走行しているドラックが多いことから、視界は昼間に比べて劣るものの、安全面では変な動きをする乗用車がいない分、走りやすいと感じます(「変な動きをする乗用車」については別の記事で書きます)。

 

しかし地方都市に戻る日中、追い越し車線で遅いトラックを追い抜いても、そのまま居座り、譲ってくれないトラックに遭遇します。こうなりますと追い越し車線は、このトラックを先頭に、後ろに乗用車が延々と続くことになります。

さらに危険なのは、こうした状況を見て、一番左側の車線や、3車線の場合は真ん中の車線を使って、縫うように追い越しをかける乗用車も現れます。

 

本来はやってはいけない走行なのですが、わずかなスキをついて、右に左に車線を変え、渋滞気味になっているレーンの先頭を抑えるトラックの前に出ようと試みるわけです。

 

この行為はすべての車線のクルマを危険にさらします。無理な割り込みをするわけですから、先行車と車間の余裕がなく、ブレーキをしばしば踏むことになります。すると後続車もブレーキを踏み、その車郡にいるクルマすべてが危険な状態になります。

 

原因をつくったトラックは・・・

この問題については過去に記事にしました。

上記記事を書いたあとも、この原因をつくったトラックをその都度、観察すると、一つの共通項があります。

それはボディのいかなるところにも社名やロゴの表示がない、ということです。さらに大型トラックはリミッターが装着されているはずで(よほど古いものでない限り)、90km以上はでない”ハズ”です。

 

しかしこうしたトラックは往々にしてそれ以上の速度は出ている感じで、だからこぞ、走行車線を走るトラックを抜きにかかるのだと思います。リミッターをはずしているのかどうしているのかは不明ですが、90km以上の速度が出ているとはいえ、多少の上り坂になれば速度は一気に低下します。上り坂では走行車線を走るトラックと同程度の速度になるので、下手をしたら片道3車線の高速でも、すべての走行帯が同じスピードということになります。

 

こうなるとこれに耐えられない乗用車は3車線をフルに使って、ジグザグ走行を繰り返し、なんとかアタマを抑えているクルマの前に踊り出ようとします。

これがどんなに危険なことかは言うまでもありません。

 

そもそもの原因は、追い越し車線に長い時間、長い距離において居座り続ける”無印”トラックにあります。荷台に派手なロゴや社名が入っていなくても、運転席すぐ後ろのBピラー(トラックもこういう言い方をするかは不明ですが)に縦書きで「〇〇運輸株式会社」などと社名が入っているものですが、こうした記載すらありません。

 

対処法は・・・

上述のような状況になったときは、ひたすら後に続いて、どいてくれるのを待つか、いっそのこと、第一走行帯(一番左側の車線)に移り、状況が落ちつくまでのんびりと待つ、ということになります。

こうした待機状態を続けながらも、イラついてジグザグで追い抜きをかけてくる乗用車がいないか、前方だけでなく後方、側方にも注意を払い、もし、こうしたクルマが現れたら進路を予測し、自車の前に入ってくる可能性があれば速度を落とし、車間を空けて入れてやったほうが危険回避につながります。

 

年末年始、帰省やUターンで高速道路を利用される方も多いと思います。事故に巻き込まれないよう、専守防衛に徹して目的地まで安全に到着してください。