50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

危険なハイビーム照射

UnsplashのDan Goldが撮影した写真

ハイビームであおるのはやめて

先日、深夜に外環道を走行していたときのこと。外環道は関越道の接続部分からしばらくは3車線ですが、ほとんどは2車線です。平日深夜ということもあり、車は多くありませんでした。

 

走行車線を時速80ちょっとくらいで走行しているトラックを、後続のトラックが追い越そうと、追い越し車線にでました。追い越し車線を走っていた私の前方には車がおらず、その追い越しをかけたトラックまで50mくらいでした。しかし、その追い越しをかけたドラックの速度は一向にあがらず、左の走行車線を走るトラックとの並走が長らく続きます。最終的に抜き去るまでに1分以上は要していました。その間、私は追い越し車線(右車線)で、そのトラックが追い越しを完了し、走行車線に戻ってくれるのをひたすら待ち続けました。

 

私の後続車両はいなかったのですが、さすがに1分以上も90km程度の速度で右車線を走っていると私の車の後ろにも車が続きます。ヘッドライトの高さから大型SUVだとわかりました。左によけたくても、そこに大型トラック、前方にも大型トラックという状況で、そのまま走り続けるしかありません。じりじりとした時間が続きます。

 

私の前のトラックが追い抜きを完了し、左車線に戻りました。私はそのトラックを追い越し、安全な車間を確保してから走行車線に戻ろうとしていました。

 

そのときです。至近距離から強烈はハイビームを浴びました。パッシングではなく、ハイビームです。

 

ルームミラーにまともに反射し、まわりが暗かったこともあって、視界が遮られそうになりました。やむなく速度をさらに上げ、左ウインカーを点滅させて走行車線に入りました。このわずかな間にも、さらに車間を詰めてこられ、走行車線に戻ったばかりの先ほどのトラックとの車間はそれほど余裕がありませんが、狂ったように猛追してくるので、一刻も早く右車線をあけないと危ないと感じました。

 

そのSUVはその後も右車線を制限速度をはるかに上回る速度を維持し、先行する車に同じくパッシングではなくハイビームを浴びせて、どかせていました。

この日に限って急いでいたのかもしれませんし、いつもそのような運転をしているのかもしれません。全幅1850mmあまり、車長は4600mm、車重は1.6トン近い日本メーカーのSUVですから(もちろん車種はわかりますが伏せています)、追突されたら、やられたほうはたまったものではありません。

 

右車線を走行中は常に後ろは気にしていますし、そもそも追い越し車線を一定距離以上走行することは禁じられていますから、走行車線に戻れるタイミングを図って戻っています。しかし前述のような状況では戻りようがありません。

私のあとにハイビームを浴びせられた車(すくなくとも2台はいました)も、150km近い速度で迫られたら、ルームミラーで後続車を認識して、左車線に戻るタイミングを考えているうちに瞬く間に背後に迫られます。

 

パワーが出る車だと、空いている高速ではアクセルを踏み込みたいのだと思いますが、常識を超える速度超過と、車高がある車のハイビームは、セダンやワゴンタイプの先行車のドライバーにとっては目つぶしになります。

こういう人に行動を改めてもらいたいと思っても無駄でしょうから、あきらめるしかありません。

 

もはや運転技量というより人間性の問題かと思いますので、身を守るためには、ひたすらこうした車との関係を少しでも早く回避に努めることが、唯一の安全策となります。