危険回避のドライブ術~追い越し車線の困った人たち①
タイトルのとおりです。今日は高速道路を走っていて、「やれやれ」と思う車(ドライバー)と、その対処方法についてです。
皆さんも高速を走っていると出くわす可能性が高いケースを取り上げてみます。
①とにかく遅い車
「遅い」とはどれくらいかというと、左隣のレーンの車の速度と同等か、わずかに速い程度(並走してから10秒以上かけてようやく走行車線の車を抜けるかどうかくらい)をいいます。こうした車がいると、追い越し車線は詰まり、さらにその左隣のレーンも渋滞気味になります。
さすがに片側2車線の高速では「自分がふさいでいる」ことに気がつくのでしょうが、3車線ですと、悠然とそのままの速度で走行している車がいます。
追い越し車線で自分の車の前をこうした車が走っているときの対処法としては、まず車間を少し詰めてみます。そして追走。30秒くらいしても、これで気づかない場合は、そもそも後方を気にしないドライバーだし、あおり運転だ、なんて難癖をつけられるのも嫌なので、あとから追い越し車線を走ってくる方々にその役割をお譲りすることにして、走行車線によけます。
そもそもあまり後ろを気にしない人は、同じ高さの乗用車では気づかず、ワンボックスや大型SUVなどがすぐ後ろについて、かなりの時間、追走されるとようやく気づきます。しかし、運転技量にたけている人ではないので、今度は走行車線に移ろうとしても、それなりに車がいる場合は、なかなか速度調整ができる技量(下手すれば走行車線を流れている車よりも遅いことすらある)がないのか、走行車線に移ることさえ難儀しています。
いずれにしてもこうした車とでくわしたときは、自車を含め、周辺にリスクが高まります。この遅い車が走行車線に移るのにもたついたり、しびれを切らした後続車が、走行車線から無理な追い抜きをする、特に3車線の場合は左側2車線を使って、それぞれの車線を走行している車をかいくぐるようにして、追い越し車線の頭を押さえている遅い車を抜こうとする輩が現れるからです。
そもそもこの状態のときは、局所的に車が密集する「車群」の状態となります。それで無理な追い越しをするのですから、さらに危険は高まります。
仕方がないので、上記のような状況に巻き込まれないようにして、車群の状態が解消されるまで辛抱するしかありません。そしてどこかでこの問題行動の車は走行車線に入るでしょうから、タイミングを測って追い越し車線に出て、抜き去るようにしています。
理由は、こうした車は、自分が遅くて周りに迷惑をかけている自覚がないので、再び追い越し車線に出てきて、またもやそのレーンをふさいでしまう可能性が高いからです。
追い越し車線には、ほかにも「困った人」が存在します。
また、次の記事でお話していきたいと思います。
(続く)