50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

中古車の選び方④~中古車店選び


今日は中古車選びについてです。中古車店は、 今話題になっているビッグモーターのほかに、ガリバー、ネクストといった全国にお店を展開しているチェーンと、 各地にあるいわゆる中古車店、車屋さんと言われるようなところに大別されると思います。

 

ビッグモーターに続いてネクストも内部告発があり、株価がストップ安になりました。最初は在庫も多く、企業体としてしっかりしているだろうから、こういうところで中古車を買うのが良いのだろうと思っていましたが、大手3社のうちの1社に査定に行ったときの印象が悪すぎ、そして今回の一連の報道で、これら3社の会社は選択肢としてなくなりました。

勝手に「大手」と思い込んでいたのですね。

 

そこで今日は後者の方について、これまでグーネットやカーセンサーを見てきた中から気付いたことをいくつかお話ししていきたいと思います。 

主にグーネットで私は調べておりますので、gonetの情報をもとにお話をします。 

 

掲載写真の点数と中身について

まず、中古車店をいくつも見て築くことについては。写真のお点数の違いです。

これは、画面に 表示される枚数だけを見て、38枚、83枚、…じゃ、83枚の方が多いからいいのかと言うと、そう単純な話ではありません。 

面倒なのですが、この83枚の写真を見ていくと、中にはお店のお知らせみたいなものが、10数枚とか含まれていたり、さらには、車を正面や左右、真後ろ、それから斜め左斜、斜め右みたいな形で撮った写真が 重複して10枚近くも掲載されてる場合があります。 

 

こうして、意図的かどうかはわかりませんが、見た目上の写真の枚数が増えてしまうわけです。

 

写真を見て判断できることとすれば、1番信頼できそうなところの写真は、ボディの下、それも、前方からのボディ下の写真、それから後方からの下の写真、さらには、各車輪ごとのサスペンション付近の、ロワアーム付近の写真を丁寧に載せてるところもあります。 

 

大体、ボンネットを開けたところの写真はどこもあるのですが、ボディ下の 写真があるかどうかというのは、お店によってだいぶ異なります。マフラー付近は中古車の場合、多少は錆も出ていたりしますが、その程度も把握できます。

 

こうした写真枚数やその中身で、まず判断できるところかなと思います。やはり下回りの写真、なかなか目につきにくいところの写真を載せてくれているところは、この段階では信頼が置けるのかなと考えす。 

 

車両整備の有無と保証期間について

次に、車両の整備の有無と保証期間についてです。 

中古車につきましては車両価格表示から総支払い額表示に2023年10月から全面的に変わるのですが、すでにグーネットなどでも、総支払い額の表示が見ることができます。

ただ、この中に、お店によっては、 「整備ナシ」、「補償ナシ」ということで、総支払い額が設定されてるところがあります。これはどういうことかというと、中古車を購入した後に保証が必要な場合は、いわばオプションのような形で、1年保証とか3年保証とかということを有料でつけるということになります。

この場合ですと、せっかく総支払額表示になっていたとしても、 実際のところ、買って乗り出すためには、やはり故障も心配ですから、保証をつける。そうなりますと、総支払額表示になっていても、本当にいくらになるのかということがわかりません。 

こうしたところはちょっと注意が必要かと思います。

 

それから、保証期間につきましても、1番短いものは、1か月、走行距離1000キロ、 その次が3カ月、3000キロ、あとは半年、6000キロ。それから、1年で走行距離無制限。大体こういったパターンに類別されます。 

もちろん、保証期間は長い方が良いので、これも1つの、尺度になるかとは思います。とはいえ保証対象やその内容は要確認です。

 

敷地内走行可能という店も

それから、その他で気が付くこととしては、お店によっては自社の敷地内であれば、すべての車を試乗可能としているようなところもあります。 

 

これはそれぞれ中古車店の敷地内は私有地ですから、特段にナンバーがなくても、つまり車検が切れていても乗ることはできます。

これは毎日エンジンを始動し、整備しているんだろうな、ということが推測されます。 

どの車も試乗できるというのは大変心強いことかと思います。 

 

鑑定書(評価書)について

次に、鑑定書(評価書といわれるものです)の有無についてです。中古車の鑑定書が付いてるものに関しては、内装3とか4とか、外装も同じように3とか4とかという表示が、出ています。

 

これが付いているものは、具体的に鑑定書を見みますと、 どこの部分にどれだけの、凹みがあるかとか、傷があるかとか、フロントガラスに飛び石があるあるかとか、また、その後も 修繕したことがあるかとか、こういったことがわかるようになっています。

 

これがありますと、実際に現車を見に行った時でも、この鑑定書と突き合わせをしながら、どれがどのぐらいの程度の傷なのかということを確認できるかと思います。

かつてスバルのディーラー中古車店で数台、鑑定書と突き合わせてチェックしたことがあります。

 

この評価は、結論としてはかなり厳しめです。使っていれば細かな小キズ程度はつくものですし、シートのシワもよらないということはありません。ですから、「ひどいのかな」と覚悟して見ると、それほどでもない、と感じました。

ただし内装の3は、シートや内装の傷というより、なんらかの匂いに起因するものが多いようで、なかなかとれない匂いなのだと思います。私なら内装の「3」は選択外とします。

 

店自体の評価について

あとはお店のユーザー評価ですけれども、これは、5.0のところもあれば、4.5〜4のところもあり、実際の評価者の数によっても 左右されます。まあ、amazonの商品評価と同じような形で、評価者数が多ければ一定の信頼がおけますが、少ない場合にはどちらかにぶれる可能性がありますので、これも自分て実際にお店に行ってみて、どうかということになるかと思います。

 

ディーラー系中古車店について

それから、中古車店といった時にもう1つ忘れてはならないのは、いわゆるディーラー系です。

 

このディーラー系についてもトヨタについて言うと、 ネット直販みたいな販売の方法がありまして、これは、へこみや傷は現者渡しということで、ネット上でその箇所の 写真が示されています。

gazoo.com

 

写真を見て、明らかにひっかき傷などはわかるのですが、凹みについてはなかなか、白いボディだったりしますと、凹みの程度は 判断しかねる部分もあり、やはり現車の確認が必要かなと思います。

ところが、このトヨタの仕組みは、 FAQのところに書いてあるんですけども、なんと現車の確認ができないということになっています。

 

じゃあ、このお車両価格あるいは総支払額は非常にお得なのかと言いますと、それほどお得だとは、思いません、 これについては、 ま、ディーラーだから、メーカー系だからということで、信頼が高いということで、その分、多少、街なかの中古車店店よりも、高くてもいいなと思える場合は、そこで購入するということもありかなと思います。

 

最近はスバルでも、必ずしも認定中古車ということではなく、その下の格付けの表示を用いて、あまり傷や凹みを治さず、そのまま、売るようなクルマも扱うスグダスというようなサイトも用意しています。

ucar.subaru.jp

ちらは、現車は確認できるようです。

 

一般的に、ディーラー系の 中古車の方が、独立系の中古車店の価格よりも総じて高いです。これは、その分、ディーラー、メーカーの信頼がバックにあるということは、1つ言えるのかもしれません。 

 

メーカー別に言いますと、トヨタの中古車は全般的に高めです。 

トヨタは、海外でも故障が少ないということで、信頼感があるということなんだと思いますけれども、国内においても同じワンボックスで、例えば、VOXYやNOA、セレナ、それからステップワゴン。こうした車を横並びで比較した時に、 やはりトヨタ車だけは、同じ金額で設定すると、年式的に2、3年前のものしか出てこなかったり、同じ年式で比較しますと、10万、20万くらいはやはり高いというようなことがあります。 トヨタ社は中古市場においては強いのかなというように思います。

 

まずは丁寧な下調べを

毎日1時間ずつ、2週間くらい、自分が買いそうな車種や価格帯でグーネットなどを見ていきますと、これは、という候補に当たります。

その時、もしここで買うとしたら、という気持ちでそのお店の情報を丁寧に見ていきますと、何店舗かは信頼できそうなお店を見つけられるものです。

 

実際に商談をしていないので接客態度やトータルの印象はわかりませんが、冒頭に触れた大手と言われるところよりも、よほどマシなお店はあると思います。代表者がYouTubeで発信しているお店もあります。

だから信頼できるというわけではありませんが今のご時世、ネット市民は厳しいですから、それも一つの評価にしても良いかもしれません。

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。