kindle本発刊体験記⑤「実際に売れるものなのか?」
今日はkindle本を出したのはいいが、実際に売れるのか、についてお話しします。
結論から申し上げますと、「まれに売れる程度」です。
4月に発刊した1冊目は、これまで3冊、売れました。このほかに自分で検証用に1冊買っています。そして8月に発刊したうち、安全運転支援システムの本が発売月に1冊売れました。
前回も書きましたが、お買い上げいただくだけが収入ではないのです。kindleUnlimited加入の方は、自由に私のkindle本は読んでいただけます。8月はなぜか同月発刊の車選びの本が、購入はゼロでしたが、kindleUnlimitedでは何百ページもお読みいただいています。
確か、この場合はページあたり0.5円の印税が入ったきたと記憶しています。
3冊がそれぞれどうなっているかは著者管理ページのプルダウンメニューを使って、
「すべて」にしたり。特定の電子本を指定することで、全体と、個別の売れ行きが把握できるわけです。
下のグラフは8月中の状況を表したグラフ(著者の管理ページ)です。
上の棒グラフがすべての本の売り上げ、下の棒グラフがkindleUnlimitedで読まれたページ数を表しています。これは3冊すべて合わせたグラフですが、前述したように、売れた2冊はドライブ術と安全運転支援システムの本が1冊ずつ、下のグラフはほぼ、すべてが車選びの本のページ数です。
3冊がそれぞれ別の動きをしていることが興味深いです。
8月は4月以降、過去最高の売り上げ(売れた本+kindleUnlimitedで読まれたページ数のトータル)です。これは、このブログでkindle本について書いたこともありますが、諸先輩方がおっしゃるように、1冊だけではダメで、複数冊発刊して、ようやく認知されるようになる、ということなのかなと思います。
8月の2冊は、1~2日ずれただけで、相次いで発刊しました。
私はあまり熱心なほうではなく、どのようにAmazonで紹介されているものやら、あまり自分では見ていないのですが、やはり発刊冊数と全体の売り上げはリンクしていくようです。
とはいえ、とても「印税」と呼べるようなレベルではありません。
しかし私としては、どこの「馬の骨」ともわからぬ輩が書いた電子本を、お買い上げいただけるだけで、本当にありがたいと思っています。またkindleUnlimitedは、会員ならいくら無料で読めるとはいえ、読むのに時間がかかるわけですから、その人の貴重な時間の一部を、私の著作を読むために使っていただいた、ということは嬉しい限りです。
kindle本を発刊して一儲けしよう、と考えるのは無謀かなと思います。あくまで趣味の延長で取り組む程度が無理もないし、絶望もしなし、長続きするのではないでしょうか。ブログもそうかと思いますが、ネットの世界でも、「継続は力なり」の部分はあるようです。
これからも、新しい電子本を発刊していきたいと思いますし、既存の電子本についても改訂版を出していきたいと思います。特に車の世界は、電動化や安全運転支援システムの分野で進化が目覚ましく、内容が陳腐化しやすいからです。
また私の本の中には2020年(暦年)の車の販売ランキングを載せていますが、これなども来年になれば古いデータとなります。新車も1年のうちには何台か発売され、それがメーカーの戦略車種だったりしますと、大きな変動につながることもあります。
これからもブログでリアルタイムのことについて書いていきながら、それを既存本の改訂に役立てていきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。あくまで私のケーススタディです。ここまで読んでいただき、「やってみようかな」と思われる方は、次回に「テキスト原稿から電子本にするまで」と、Amazonから一度は発刊を却下される、というお話について書きますので、楽しみにお待ちください。
「なんだ、それっぽちか」と思われた方は、Youtubeなどを検索しますと、kindle本で大いに稼いでいる、という方のお話がありますので、のぞいてみるのもよいかと思います。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。