50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

メンタルコーチについての一考察

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Photo by Matthew Ball on Unsplash

昨日、大坂なおみ選手が全豪オープンを制覇、それには精神面の安定、成長、強さがあったことが大きいのでは、というようなことを書きましたし、評論家諸氏もそのように言っています。

 

あらためてチームなおみの面々をみますと、メンタルコーチという肩書の方は、今はいません。かつてはいました。

サーシャ・バイン氏です。

彼はかつて、あのウィリアムズ選手のチームにいました。

『心を強くする』という著書も発刊されています。

 

少し横道にそれますと、同氏曰く、ウィリアムズ選手もよく、試合中に怒りを爆発させてラケットを叩きつけたそうです。しかし、そうしたことは必ずしも悪いことではない、と書いてあるそうです(私は読んだことはないですが要約にはそうなっておりました)。

 

ほかのスポーツでいうと、野球ならバットを叩きつける、ゴルフならクラブを叩きつける、ということになります。

プロ野球ですと、外国人選手が怒りにまかせてバットを自分の腿でへし折る、というシーンも実際にみました(もちろん木製バットですが、そのパワーや恐るべし、です)。

しかし高校野球でしたら、まして甲子園などでしたら、とんでもないことになります。

「道具を大切にしない」として批判を浴びてしまいます。

 

ゴルフでも、そのような行為はご法度です。

 

本題に戻します。

大坂選手の強さは、サーシャコーチがいたときから養われていったものかもしれません。彼はよく、感情的になっている大坂選手の横に座って「何を怒っているんだ、君はよくやっているじゃないか」などと会話している様子をテレビでみたことがあります。

 

その彼がどうしてチームを去ったのかは存じ上げません。

ただ、このあとにご紹介する白井氏のブログなどを読みますと、その選手をよく理解し、信頼しあえることこそが大切で、特に資格にこだわるものではない、といったことを書かれています。

 

カーリングの強豪、北海道銀行フォルティウスは、チームにメンタルコーチが就任したことを発表しました。

このメンタルコーチこそが白井一幸氏です。白井さんは1983年にドラフト1位で日ハムに野手として入団しました。その後の経歴は下記をご覧ください。

白井一幸|ホームページ

 

経歴みる限り、心理学などを専門的に学んだということではなく、さまざまな経験を経て、企業での講演や研修を手掛けているそうです。

 

バレンタインデーの日、カーリングの日本選手権女子決勝が行われました。

ロコ・ソラーレが勝てば北京五輪への切符を手にし、北海道銀行が勝てば、「待った」をかけて、再度、両者で決戦の場を設ける、ということで、北海道銀行にとっては、なんとしても勝たなくてはならない試合となりました。

 

おまけにスイープしていたブラシがストーンに触れて、北海道銀行はこの一投を無効とされてしまいました。テレビでも「珍しいプレー」と紹介されるくらい、このクラスの試合では普通は起こらないことです。

 

同様して大きく崩れそうな場面でしたが、ここをしのぎ、結果としてロコ・ソラーレのスキップ・藤沢さんがコントロールを乱したことなどもあって、道銀が勝利したのです。

 

ここで注目されたのが2020年10月からチームにメンタルコーチとして加入した白井コーチの存在です。北海道銀行のチームは、同コーチのもと、メンタル強化を図ってきたといいます。テレビの報道でも同氏は大きく映し出されていました。

ミスをしたときも、チーム内で「大丈夫」と声をかけあって、動揺しないようにしたといいます。

 

白石氏は野球でのコーチや監督経験があり、同じチームプレーで、しかも攻めと守りの時間が明確に区分されているカーリングとは共通点も多く、経験に裏打ちされたアドバイスが奏功したのでしょう。

 

 

「メンタルコーチ」という名称でなかったり、そんな位置づけを意識しないのかもしれませんが、人は知らずしらずのうちに、誰かにメンタルコーチをやってもらっていて、そして自分も、知らないうりに誰かのメンタルコーチをやっていた、あるいはやっているんだろうな、という感想に至りました。

 

本日もお読みくださり、感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

 

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