50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

高速道路の深夜走行は意外と・・・

今回のゴールデンウイーク(以下「GW」は、高速道路において休日割引は適用外となっていました。しかし、ETC利用による深夜割引はGWだろうと土日だろうと、適用されたのです。

 

仕事場所であり主な居住地である、とある地方都市から、実家のある首都圏に、今回は往復とも深夜割引を利用して往復しました。

www.driveplaza.com

詳細は上記リンクを参照していただくとして、簡単に説明しますと、午前0時から4時までの間に、高速を入るか出るかすればよいのです。もしくは0時前に乗って、4時過ぎに降りても適用になります(午前0時から4時までは高速上にいた、ということになります。

 

私のケースを説明しますと、往復ともに、降りるほうが0時をわずかにまわったタイミングとなるよう、出発時刻や休憩時間を計算しました。午前4時前に乘るとなると、相当の早起きをしなくてはならないのと、夜明け前ごろはなんとなく危ない時間帯のように思えたのです。

なかなか計算どおりにはいかないもので、特に復路は、30分程度仮眠をとって出発する予定だったサービルエリアで、結局1時間近くも寝てしまいました。翌日もGW中で休みだったので、何時についても構わなかったで良かったのですが・・・。夜間の走行に備えて夕方に実家で仮眠をとったので眠気は大丈夫だったのですが、走行し始めてからお腹が空いてしまい、途中のサービスエリアで食事をしたものですから、そこから1時間ほど走ったサービスエリア(もともとこのサービスエリアでは休憩をとる予定をしていました)で思ったよりも寝てしまいました。

 

私としては、それほど疲労も感じていなかったのですが、予定していた休憩地点でしたし、目が疲れるので軽く目をつむって仮眠、というつもりでしたが、体が眠ることを要求していたのでしょう。

 

夜間走行の掟

これまでも最低でも月一で、金曜に仕事が終わってから、夜間に高速を200キロ以上走って、実家に戻っていました。自分に課していた掟があります。

 

それは、疲れる前に、眠くなる前に、休憩をとること。いつも通るルートですから、サービスエリアもパーキングエリアも完璧に頭の中に入っています。休憩や仮眠だけなら、パーキングエリアでも十分なので、出発前におおよそのイメージはしていますが、それにこだわらず、早めに休憩することを心がけています。

 

それなりに運転には自信がありますが、それは集中力もあり、神経がフル稼働できている状態のときであって、どこか頭に霞がかかるような状態では、集中力、判断力、反射神経が鈍くなります。こうなったとき、というよりその予兆があると感じたときは、次のSA、PAで仮眠をとることにしています。無理にトイレで顔を洗ったり、コーヒーを飲んだりするより、タイマーをかけて20分程度でも仮眠をとったほうが、その後のすっきり度合や、持ちが違います。

 

SA、PAによって多少の好き嫌いもある

さきほどSA、PAには「こだわらず」と書きましたが、多少の好き嫌いはあります。

どこがポイントかというと、①乗用車の駐車エリアの位置、②駐車のしやすさ(動線)、③トイレ、ゴミ箱等の位置関係、④トラックが多いか少ないか、⑤出発して本線に合流するときの合流のしやすさ――といった点が挙げられます。

 

②ですが、サービスエリアによっては、狙ったエリアが混んでいると(エリアの配置の関係で、近づくまでそのエリアが混んでいるかどうか不明だったりします)、ほかのエリアに移動しづらくなってしまう場合があります。無理やり逆走しなくては空いているスペースに辿りつかないということがあるのです。

 

⑤も意外と重要なポイントです。合流車線の前から、本線の車の流れが見通せるSA、PAと、その反対に見通しづらいSA、PAもあります。また、合流車線がカーブを描いていると、SAなどから本線に合流しようとする前の車が速度を十分に上げてくれず、こちらもそのあおりで、十分な加速ができないまま、本線に合流しなくてはなりません。本線を走っていた車が、合流する車のために右隣のレーンに移ってくれてスペースを空けてくれればよいのですが、気が利かない方や、車線変更が得意でない方は、そのまま突っ込んでこられるので、ヒヤヒヤものです。

 

このように避けたいSA、PAはあるにはありますが、それよりも運転コンディションを優先するので、時にはこうした場所でも休憩をとります。旅行等でたまにしか高速を利用されない方も多いかと思いますが、ご自身が利用した休憩場所についての感想や注意点などを、それこそLINEの「keepメモ」などに記録しておくと、またの機会に役立つかも知れません。

 

余談ですが、本線へ合流しやすいSA、PAもあります。

合流車線が直線で、本線に向かって下り勾配になっているSA、PAです。この場合はどんな車でも加速しやすいので、本線の状態が多少、見づらくても、本線を走っている車と速度差が小さいため、こちらが主体的にコントロールできるからです。

 

深夜走行は意外と・・・

これだけ月一で高速を4年にわたって利用していたのに、実は深夜割引を使ったのは、このGWが初めてでした。これまでは仕事終わりに首都圏に戻っていたので、少しでも早く到着したかったので、午前0時を超えて料金所を出ることは考えられませんでした。

仕事をしている地方都市から実家までは休憩1回で3時間ちょっとかかります。今になって思うと、仕事から一度、家に戻って着替えてから出発するまでに時間がかかったり、体調によって休憩を多くとったりすると、実家に着くのが23時を回ることもしばしばありました。0時までの時間差は1時間もないくらいで、それでいて料金は3割引きくらいになるので、もっと早くから利用しておけばよかったと後悔しています。

 

さて、話を戻します。

夜間、それも深夜の高速道路は走りやすかったのか。危ない車はいなかったのか。昼間や夕方と比べてどうだったのか。

 

あくまで今回のGW中の往復について、ということでお話すれば、快適でした。

 

そもそも車が多くありません。私の主な居住地は地方都市で、GW中は首都圏の方が遊びにいらっしゃるようなエリアです。私は逆に首都圏に向かいますから、全くの逆方向で、復路も首都圏の皆さんはUターンラッシュで大変ですが、私はここでも逆方向でした。

 

走行車線も追い越し車線も上り勾配は多少、車がつながる傾向にありますが、それ以外は適度に車がばらついており、区間によっては前方に先行車がいない、ということもよくありました。

 

日中や夕方に比べて、さらに快適だったことは、追い越し車線を走っている車が、よく後方を見ていてくれたことです。「追い越し車線の困った人たち」という記事で書いたような方々が全くといってよいくらい、いらっしゃいません。

私が追い越し車線に出ると、前を走っていた追い越し車線の車が、ウインカーを点滅させたあと、速やかに走行車線に移られるのです。まだその車との距離が数十mあってもです。皆さん、実によく後方を見ていらっしゃるな、と感心しました(交通法規上は当然なのですが、日中や夕方、浅い夜はなかなかこうはいきません)。

 

そもそも深夜に高速を走ろうというくらいですから、皆さん、そこそこ腕には自信があるのではないかと推測しました。車の数が多くないので、統計的ということではなく、感覚的に申し上げれば、初心者マークやレンタカー、カーシェアリングの車は200キロ以上の行程でお見掛けしませんでした。

そして速度のバラつきはあるものの、下り勾配でも上り勾配でも、一定の速度を保持されている車が多かったように思います。すべての車がオートクルーズコントロールがついているわけではないと思いますが、速度が一定の車が多いので、走っていてもストレスフリーで、私は快適に運転できました(逆に一定でない車が多いと、車群になったり、流れ全体がギクシャクして運転していて疲れます)。

 

たまたま往復が混雑する方向と逆であったり、雨も降っておらず、霧も出ていないというコンディションの中での体験記でしたが、ほかの時間帯に比べて一緒に走っている車の運転技量の水準は総じて高く、意外と快適でした。

そのうえで、そもそも車の台数が少なく、車間がとれる状況ですので、安全度も高かったと思います。最初は居眠り運転がいたりして、ふらついている車が1台や2台はいるのではないかと危惧しました、杞憂に終わりました。

 

路線によって、時期によって、一概には言えませんが、料金も安くなるので、試す価値はあるように思います。

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。