50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

危険回避のドライブ術⓾~高速道路の落とし穴

f:id:downsizer:20210323204851j:plain

今日は高速道路の走り方について考えていきたいと思います。一般的な高速道路の走り方については、皆さんご存知のことかと思いますので、それ以外の部分で、私なりに気をつけたほうがいいなと思う部分を語っていきたいと思います。


大きな高速道路の場合は、首都高速を走っていてそのまま高速道路の料金所に差し掛かる(東名、中央、東北道など)ですとか、関越道みたいに新目白通りからしばらく高速道路を走って、本線の料金所(新座料金所)があるなど、大きな高速道路ならではの料金所の問題というのがあります。

 

それは料金所に入るはるか手前から自動車専用道路となっており、ある程度スピードがのっていて、料金所の手前ですでに時速100キロ近いスピードで走行しているケースです。しかし料金所に進入するとETCの場合であっても、20キロ以下のスピードに落として、そこを通過するということです。


料金所の手前で車線変更はしない

結論を言ってしまえば、料金所の手前で車線を変更しないということです。

 

ETC利用の場合であっても、たいていは、料金所の手前にETCが使える料金所のブース位置が示されていますので、料金所の直前となる前に、その案内標識があった時点で、必要な場合はレーンを変えておくということをお勧めします。

と申しますのは、料金所の手前で急に進路を変え、これまで走行していたレーンとは別のレーンに入ろうとする車をしばしば見かけます。

ETC専用でなかったから、あるいは隣のレーンのほうが空いていたから、などというのが理由なのでしょうが、後続の車からすると、いきなり割り込まれた感じがします。しかも料金所の手前の道路もすでに高速ですから、そもそもスピードものっています。

料金所の手前で20キロに落とせばいいというつもりでスピードコントロールしていたのに、突然、割り込まれると、かなり強くブレーキを踏むことになります。実際に料金所の手前ではこと故が起きやすいそうです。

 

ですので自分が走っていたレーンの先のブースが、ほかのレーンの料金所ブースより混んでいたとしても、そこで進路を変えて別の料金所ブースに行こうなどとは考えずに、そのままのレーンをキープして進んだほうが、危険の回避という点では良いかと思います。

 

夜間の遅いトラックに注意

夜間に走行している時、特に都心部を離れますと照明がなくなり、前の車のテールランプだけが頼りとなります。暗さが深くなってきますと、なかなかテールランプだけでは前の車の種類や大きさが判別がつきにくくなります。ここで気をつけなければならないのは、前に大型の遅い車が走っていた時です。


事前によく観察しておいて、こうした車が前にいたときには安全を確認した上で、素早く抜き去ってしまったほうが安全かと思います。と申しますのは、知らず知らずのうちに上り坂に差し掛かった時、こうして車はさらに速度が遅くなります。

すでにここまでの間に追従してしまっていますと、こちらの車のスピードも相当に落ちておりますので、このスピードから右の追い越し車線に出て抜かそうと思うと、かなり後方まで後続車がいないことを確認しなければなりません。80~60キロ近くまで車速が落ち、さらに上り坂とあっては、ハイパワーな車をのぞけば、簡単にスピードが上がってきません。

 

しかも地方に入ってきて、特に勾配があるようなところですとカーブが続き、後方をそんなに見通せるわけではありません。皆さんもご経験があると思いますが、夜間、車が少ない状況では、追い越し車線を猛スピードで走行してくる車というのがあります。

ですので上り坂になってこうした大型車を追い越そうと思っても、こちらのスピードもかなり落ちた状態ですから、うかつに追い越し車線に出ると、このような猛スピードの車が後からたちまち迫ってきて、かなり危険な状態になります。

 

ですので、できるだけ平坦な直線の道で、後方の状況もよく把握できる地点で、前の車がどのような車かを識別し、その車が上り坂になったときにスピードが落ちそうな場合については、平坦地で追い抜いてしまうことをお勧めします。


追い越すときは必ず後方を確認

先ほども触れましたように、追い越し車線を猛スピードで疾走する車というのは昼夜問わず見かけます。ですから、追い越し車線に出て、先行車を抜き去るときについては、余裕をもってルームミラーを注意しながら、後ろからこのような法定速度をはるかに超えるスピードで来る車がないかどうかを確認し、抜き去っていくのがよろしいかと思います。

 

猛スピードで走ってくる車は、煽るという意思がなかったとしても(あるかもしれませんが)、かなりこちらに接近して、「道を譲れ」というように圧力をかけてくるものです。そうなりなりますと、こちらも気持ちに余裕がなくなり、早く走行車線に戻ろうと急ぐ気持ちが芽生えてしまい、少し無理して走行車線に入れてもらうようなことになりかねません。

 

こうした法定速度をはるかに超えた速度で走ってくる車とは、かかわりをもたないことが、危険回避につながります。

 

インター、SA/PA近くも油断大敵

意外な注意ポイントは、インターチェンジ、サービスエリア、パーキングエリアから本線に合流してくる車です。

 

この時は、よく前方に目を光らせて、自分が走行車線を走っていて、前方に本線に合流してくる車を見かけたときには、追い越し車線の安全を確認した上で、右車線に移るようにします。

 

合流車線から本線に入る車は、スピードがなかなか一定ではありません。速い車もあれば60キロ位しか出ないで本線に合流しようとしている車もあります。

いずれにしても、こうした車の後続になることは危ないので、合流する車を見かけたときには、追い越し車線に移り、合流してくる車に道を譲り、余裕を持って走行車線に字入ってもらったほうが、お互いのために安全かと思います。

 

水平方向から合流してくる場合は前を注視していればわかるのですが、たまにサービスエリアが本線より高い場所にあり、そこから本線への合流車線が傾斜となっていて、上の方から坂を下って本線に合流するような場合もあります。

こうした場合は水平方向から合流してくる車に比べて、視界に入りにくい、気づきにくいという難点があります。初めてそこを通る場合は難しいですが、ある程度その地点を通り慣れてくると、あらかじめ右車線に移って、走行車線を開け、いつ合流してくる車があってもいいように備えます。

 

追い越し車線に入って、SAなどから左車線に合流してきた車を確認したら、追い越し車線から走行車線に戻るのですが、このときも観察が必要です。

合流してきた車のスピードが安定してくるようであれば、すぐに走行車線に戻ります。たまにですが、走行車線に合流してから、法定速度を超えるところまで加速を続け、走行車線を走ってきたりする場合もあります。こうした車の前に出ることは危険です。

 

ですので、ある程度、合流した車がどのようなスピードで走行するのかを見極めてから走行車線に戻ることをお勧めします。

 

非常駐車帯の間隔も知っておく

別の記事でも書きましたが、高速では非常駐車帯は500mごとに1か所(トンネル内は750毎)、サービスエリアはおよそ50kmごと、パーキングエリアは15kmごとに設置されています。パンクなどの非常時のとき、こうした数字が頭に入っていると対処に余裕がでます。

私は高速でパンクしたときには、こうした施設の間隔を把握していませんでした(偶然にもサービスエリアが近くにあったので救われました)。

 

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

iPhoneから送信