50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

運転>危険な車間距離

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今日のタイトルをご覧になって、まず想起するのは「あおり運転」的な車間距離不保持かと思います。一般道は道交法で、

第二十六条 車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない

 

となっています。

もちろん、前の車をあおるような距離や、車間距離が十分でない場合は、誰がみても危険ですよね。ルームミラーでぐいぐいと迫ってくる車が後続車であるなら、複数車線なら左に寄って譲りますし、1車線なら、複数車線の道路に出るか、後続の車が曲がってくれるまで、しばし我慢です。

しかしよほど危ないと思えば、とりあえず左折して、先にいかせませす。

 

幸い、現在の居住地域では降雪もあれば凍結もあるので、こうした無茶はあまり見かけません。

 

詰めすぎの逆も怖い

詰めすぎの逆、こうした凍結時ではないとき、あるいは凍結時であったとしても、不必要に車間を空けて停車することは、数々の危険を伴います。

 

当然、スローダウンしていますし、先行車がトラックでもない限り、先行車の一つ前の車の停止位置は把握できます。すると、「前の車もこのあたりで停止するだろう」という予測を立てます。

 

・・・しかし・・・

①危険その1

前の車が、さらにその前の車と車と2台分以上、空けて停まれらると、周囲が危険になります。2車線なら、別の車線から、この広大に空いたスペースに入ってくる車がいます。まあ低速とはいえ、10mくらい車間に割り込むわけですから、制動距離を考えるとかなり危険です。こうしたことを誘発してしまいます。

 

②危険その2

どうしたものか、こうした運転する人は、かなり手前からトロトロ運転が始まり、不必要に広い車間距離をとって止まったあと、私がその後ろに適性な距離で停車すると、それが嫌なのか、再びトロトロを前進、その道が右折レーンなどがあり、後続に右ウインカーを出している車があれば、そのドライバーは「前、空いたんだから詰めてくれよ、俺は右折レーンいきたいんだから」アピールをします。

ですので、私もトロトロと先行車の後に続いて、また停まります。このとき、私の間の車が適正が車間をとっていてくれればよいのですが、さきほどではないにせよ、通常よりも広く距離をとって止まります。

私はもう面倒なので、後続車の状況をみて、詰めることは基本的にはしませんが、先ほどの事例のように右折レーンにあと少しで入れるような車がいれば、再び詰めることになります。

こうしたやたら不必要に停車時に車間距離をとるドライバーは、相当に後続車に対して不信感をお持ちなのだと思いますが、私からすれば「あなたこそ、周囲を危険にさらしている」と言いたいところです。

 

③危険その3

そもそも車間距離を広くとる車が前にいると、走行中も私の後ろの車も苛立ってきます。私からすれば「私じゃない、その前の車を見てみろ」といいたいところですが、私からすれば「前はトロトロ、後ろはイライラ」に挟まれ、本当にいい迷惑です。

このあたりは法律で時速別の車間距離が決まっているわけではないので、各自の常識、マナーに委ねられます。

 

あえて車間を空けることも・・・

かくいう私でも、次のようなケースは、いったん、通常より車間を空けて停車することがあります。

首都高速のランプを降りたときや、一般道でも4~5車線あるような橋が終わって、右折レーンに入るような場合です。

みんながみんな、予測してくれればよいのですが、首都高や外環道のランプでは、それなりの傾斜の下り坂です。道がわかっている人ならよいですが、普通の高速のインターのようなつもりでランプに突入してしまうと、視界が開けた先に、先行車が赤信号で停車している、ということがごく普通にあります。

また一般道でも前述のような状況では、法定速度以上にスピードが出ていることが多く、しかも右折レーンなので右カーブです。ここも坂を下りてきて初めて、緩やかなカーブの先に右折ウインカーを点滅している先行車を発見することになります。

 

こうしたシーンでは、あえていつもよりたっぷり車間をとって、いったん停止しておきます。そして、坂をくだってきた車の速度や様子などを見つつ、そっと前に詰めます。

そもそも後続車がいない状況で、先行車と車間を空けて(もしくは自分が先頭の場合は停止線までの距離をたっぷりとって)いったん停止しているだけですから、後続車にも周囲にも迷惑をかけていません。

 

こうしたことをやり始めたきっかけは、本当に凄い勢いで迫られ、後続車のドライバーの表情が必死だったことがあるからです。このときは通常の車間しかとっていませんでしたから、せいぜいぎりぎりに詰めても1m動けるかというタイミングです。

なにより、自車の速度に比べて後続車の速度のほうがはるかに出ていましたから、できることはルームミラーをみながら、それこそ「衝撃に備えよ」といった感じで踏ん張るしかありませんでした。

 

このときは幸い、ぶつけられずに済みましたが、それ以降、ブラインドコーナーの先にに自分がいるときは、上記のような対応をして、イザというときに、後続車に余裕を与えるようにしています。

もちろん、後続車がブラインドコーナー(首都高等の場合は直線でも高低差があるので、先頭はランプを降り始めないと見えないのでやはりブラインドとなる)を察知して、適性スピードで後ろからきた場合は、その速度に合わせるのように、先行車または停止線まで距離を詰めます。

 

こうしたことも自分でできる危険回避のドライブ術、自己防衛術となります。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。