50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

DIYシリーズ「BSアンテナの取り付け」④室内引き込みと、アンテナ角度の調整、受信

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BSアンテナ取り付けの最終回です。

アンテナのベランダへの固定も終わり、なんとか現状に合わせてケーブルを切断、両端にコネクターを苦心しながらケーブルと接続し、事前準備は整いました。
前回、書きましたとおり、室外と室内はエアコンのホース穴を通すことはあきらめ、隙間ケーブルを利用して接続しました。
 

屋外でのケーブル同士の接続の防水処理

 
一つポイントとしては、アンテナからケーブルを引き、隙間ケーブルに接続する部分についてです。ここは屋外になるので、当然、風雨や雪もあたります、金属部分を露出させないために防水テープで巻くなどの方法もありましたが、ネットで調べているうちに、ホースを短く切って、接続部分にかぶせている方がいらっしゃいました。
 
そこで私も先達のお知恵を拝借することにいたしました。下の写真です。これは接続前ですので、隙間ケーブルに接続しましたら、ホースを接続部分にずらし、両端を防水テープで固定しました。
 

隙間ケーブルの這わせ方

 
といいましてもそれほど複雑な話ではございません。私は隙間ケーブを窓枠のタテライン(つまり下部のレールを跨ぐのではなく、窓枠の上下方向のライン)の下から10センチほどのところに配置しました。
なぜ最下部でないかと申しますと、屋外の配線を一度、下にたらし、そこから10センチ程度上に向かって這わせることで、雨滴の室内進入を防ぐためです。
 
どの窓枠も左右の窓と網戸を固定するために窓枠のタテラインには突起物があり、隙間ケーブルをその突起物に合わせて丁寧に両面テープで固定する必要があります。さらに、実際に左右の窓や網戸を開閉してみて、隙間ケーブルに強くあたるようであれば、両面テープを二重にして隙間ケーブルの上下に張り付けるなど、断線をしにくくするため、窓や網戸が隙間ケーブルに強く当たることを防ぐ措置も必要です。我が家の場合はベランダへの出入り上、右側の窓はよく開閉しますが、左側の窓はほぼ、動かさないため、窓枠左側に隙間ケーブルを設置した次第です。
 

繊細なアンテナ角度の調整

 
映像が映らなければこれまでの苦労も水泡に帰します。
そこで万全を期すべく、アンテナ調整のためのアプリを2種類もダウンロードして、角度調整に挑みました。
 
結論は、「アプリは役立たず」でした。電波状況が悪いのか私のスマホのせいかは不明ですが、「スマホを8の字にまわしてください」という表示がですので、手首をくねくねさせて、アプリが作動するように努力するのですが、うまくいきません。そのうち「きれいな8の字になっていないのか」と自信喪失気味になり、できるだけ正確な円を描こうとしましたが、面倒になってあきらめました。
 
ではどうやったかと申しますと、事前にネットでおおよその上下方向と左右方向、専門的に申し上げるなら(笑)緯度、経度を調べたのです。私が購入したアンテナには、関東地方、近畿地方など、かなりざっくりした地域別の上下方向の角度が示されておりました
取説にも、まずは上下の角度(緯度)を調整しろ、と書いてあったので、そのようにしました。
適当な経験談ですが、この緯度については、それほど神経質にならずとも大丈夫なようです。
 
繊細さが要求されるのは、左右方向=経度のほうです。
ここはできれば二人で作業したいところです。
一人はテレビの受信状況が表示される画面を注視しておいてもらい、表示される数値を読み上げてもらうのです。
実際の作業では、この数値のみを手がかりに調整しました。後で調べて知ったことですが、メーカーや地上デジタルかBSかなどにより、最大数値が異なるようです。国内メーカーのものは取説に載っているのかも知れませんが、私は赴任先の家用だったので、外国製のお安いものを購入したので、そのようなことの記載はありませんでした。
 
最大値がわからないということは、どの数値が受信強度の最大値か不明なまま、トライすることになります。45かも知れないし50かも知れないのです。
家人の「映った!」の声にも、経度調整中の私からしたら、「まだまだ、もっと数値が伸びるはず」と信じ、自分としてはほんのわずかずつ動かしているつもりですが、次の瞬間、受信状況監視担当者から「ああ、ダメだ、一気に下がった」の声。「過ぎたるは及ばざるが如し」。
 
上がる時はほんの少しずつのくせに、だけど落ちる時は一気に落ちる…
 
まるで株価のようです。
それなら少し元の方向に戻せば良いかというと、そう簡単ではありません。大きく行きすぎて、そこから少しずつ戻すことで、先ほどの我が家における最大値を目指します。
 
さっきの最大値にわずかに届かなかったけれども、株をやったことのある人なら皆さんご存知の格言、すなわち、「頭と尻尾はくれてやれ」を思い出し、その数値でよしとしました。
 
とりあえずBSもCSも映りました。
2ヶ月経った今も、雪がアンテナに積もった時以外は、電波を受信しています。
 
これでこのDIYシリーズ「BSアンテナの取り付け」は終わります。
例によって他の方がブログに書かれているような本格的ハウツーというより、他の方が書かれていない「やってみたらこうなった」を中心に書きました。
誰かの、何かのお役に少しでも立てれば幸甚です。
 
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
 
次回はもうすぐブログ開設一周年なので、久々に車関係の記事を書きます。
それではまた。