車のDIY~フロントカメラの取り付け(総集編「失敗備忘録①」)
今日はこれまでの経験から「こうすれば良かった!」という点を書いていきます。
「うっ、た、足らない!」
配線をはわそうと考えたとき、一番いいのは実際のケーブルを、実際にはわせるように位置決めをして、それから作業しやすいポジションにケーブルを戻し、位置決めした長さに合わせて切断し、電装品や電源につける、ということでしょう。
しかし実際は、私の場合は、ですが、巻き取り式の巻き尺(ボタンを押すと巻き戻ってくるやつ)を使って、おおよその長さを計ります。目盛り上は50㎝でも「まあ直線距離ではないから60㎝くらい、ってことにしておくか」というあんばいで、今のが手前から奥行方向だとしたら、今度は左右方向も同じような感じで計ります。こうして必要な長さを測ったら、その合計値に基づいて上の写真のような状態からケーブルを、その分の長さを引っ張り出してカットします。
理論上はだいたい合っているはずですが、この採寸では不足してしまいました。やはりケーブルをはわせるときは見えないように裏を通したり、迂回させたりするので足らなくなってしまうのです。
その後、上記のような適当な採寸をしたら、それの2割増しの長さでケーブルをカットすることにしました。そもそも最初の採寸からして適当に長さを上乗せしておいたうえに、最後に2割増しという、極めてアバウトな方法です。ケーブルは短すぎてもダメですが、長すぎても処理に困ります。その丁度よさげな案配が、説明してきた計り方、ということになります。家を建てているわけではないので、そもそも1cm単位の精度は不要ですし、「事件は現場で起きている」ではないですが、実際にケーブルをはわせてみないと、わからないこともあるので、この程度の鷹揚な気持ちで臨むことがよろしいかと思います。
「まさか相手があなただなんて・・・」
マイナスケーブルの気持ちになって一言、発してみました。
なんのことか、わからないかと思います。要は、プラスとマイナスの配線間違いのことです。
0.5sqのダブルケーブルは、赤(こちらがプラス)と黒(こちらがマイナス)と、好対照な色分けがされているので、ケーブル同士を接続するときに、つなぎ間違いは起こりません。
しかし、写真の上にある0.2sqのダブルケーブルは、基本的に2本とも「黒」で、そのうち1本には白いラインが走っています(こっちがプラス)。
この0.2sqのケーブル同士を接続するときが曲者です。よく確認しないと、全面黒のほうに光があたって、「白い線」が入っているように錯覚してしまったり、白いラインが入っているのに、360°、少なくても270°くらいは回してみないと裏側に隠れていて「黒だからマイナス」と早合点してしまうことがありました。
自分では正しいつもりでケーブル同士を接続しているのですが、点灯させてみると点かない。やってみた方はおわかりになると思いますが、この瞬間が一番、ショックです。
まず疑うのは接触不良です。電源なのか、ライトなのか、どちらかへの接続が甘いのではないか、と疑うわけです。今は、前回説明したようなケーブル同士の接続方法をとっていますので、接触不良は疑わないのですが、初期のころは、金属管を使って接続していたので、それを覆っているチューブやテープをはがし、両方のケーブルをもって「ツン、ツン」という感じで引っ張るのです。
ここから悲劇が起きます。
せっかく、電流が流れる程度にはくっついていたものを、確認のために引っ張ったことで、取れてしまうのです。人間とはこういうとき、なぜか「取れる程度」までの力を加えないと気が済まない性の動物のようなのです。「過ぎたるは及ばざるがごとし」。
金属管は無駄になるし、切なくなるし、抜けたことでこれが原因かも、とミスリードされるわけです。自分でも、まさかプラスマイナスを間違って接続しているなどとはユメユメ思っていないのですから・・・。
試行錯誤、七転八倒、そして心頭滅却の結果、「ひょっとしてプラスマイナスを間違えた、私?」となって確認すると、黒いケーブルが、白いラインが入ったケーブルとドッキングされているではありませんか(これは0.2sqケーブルの話で、さすがに赤黒は間違いません)。
まだまだあるのですが、本日はここまで。また続きを書きます!
本日もお読みくださり、ありがとうございました。