車のDIY~フロントカメラの取り付け(総集編「失敗備忘録②」)
今日は総集編の2回目です。
器具をそろえて臨むべし
以前にも書きましたが、このコルゲートチューブにケーブルを挿入するときに、すべて手とうか指でやったのですが、これは時間がかかる割に進まず、指の爪ははがれそうになるしで、時間的にも身体的にも「痛い」経験となりました。
コルゲートチューブは縦に切れ目が走っており、一見するとそこに細いケーブルを押し込んでいくことなど訳ない、と思いがちですが、これが甘かったのです。
切れ目はあるのですが、結構、硬くてイメージと違いました。イメージとは、この切れ目にケーブルをあてがい、軽く押すと、プチっという感じでケーブルがチューブに吸い込まれる、というものです。
全くこのとおりにはならなかったのです。
その後、専用器具が販売されているのを知ったので、自作してみました。次の機会があれば、これを使ってスイスイと作業する予定です(しかし、当面、その予定はありません)。
配線は最後まで緻密に
今回の電源は上記のエーモンのものを使いました。ここにLEDランプ6個、ダブルケーブルなので12本、それにフロントカメラのプラスマイナスの2本の計14本をつなぎました。
前に書いたように、LEDランプの配線は2個を1組として、まとめました。エーモンの受けは4組ですから、1組をフロントカメラに使い、残りの3組をLEDランプに使ったのです。
しかし、何事も現場主義の私は、車の中でこのエーモンの分岐ターミナルの取り付け位置を適当に決めたものですから、このターミナルにやってくる各LEDからのケーブルは、それこそ手当たり次第に、適当に2つを1組になるようによじって、分岐ターミナルのプラス、マイナスの穴に片っ端から突っ込んでいきました。
結論としては、事前にどれとどれをペアにして、それを分岐ターミナルのどこに配線すべきかを考えておくべきでした。小さい分岐ターミナルの周辺に合計14本ものケーブルが集結するわけですから、ゴチャゴチャ、グシャグシャになります。まるで信号がない交差点に四方八方から車が「我先に」と突っ込んできたような状態です。
その結果として、いったん分岐ターミナルに突っ込んだすべての配線を取り外し、なるべく絡み合わないように組み合わせを整理し、どのケーブルをどこの穴に突っ込むかを検討してからやり直しました。
現場主義でもよいのですが、最終的にターミナルに配線する前に、組み合わせや順序をシミュレーションすることが大切でした。
フロントカメラは順調に作動
今回の一連のDIYの発端は、フロントカメラを取り付けることでした。
1カ月くらいは経ったでしょうか。毎朝、通勤のときに見通しの悪いT字路を通らなければならないのですが、特に右側からくる自転車が、頭をさほど出さなくても見えることが大きな利点です。
魚眼ですので、モニターで距離があるように見えても、実際は結構近い距離であることは、体感としての「慣れ」の問題でした。今回、右側重視で、カメラもナンバープレートの右側(正面から見れば左側)に着けたこともよかったと思います。
外観的にも、ほとんど目立たない状態ですし、カメラの固定もまったく緩みなどはありません。エンジンルーム内のケーブルはすべてコルゲートチューブに入れて、タイラップで固定したのですが、これも安定しています。
最初のころは心配で、毎日エンジンルームを開けて異常がないかなどを確認していましたが、今は週一くらいと頻度を落としています。
フロントカメラを取り付けた主目的は、見通しが悪いT字路対策でしたが、思わぬメリットもありました。それはフロントカメラで停止線の位置がよくわかるのです。なぜ、これが大切かと申しますと、私のメインで生活している地域では、感応式の信号があり、停止線のところまで車を確実に進めないと、信号が感知してくれないということがあるのです。かといって停止線より出すぎますと、交差点から左折、右折で入ってくる車がありますので通行の妨げになります。
そしてもう一つ、期待していることは、冬になり、積雪、凍結などの止めん状況がフロントカメラの映像でかなり確認できるのではないか、ということです。これについては、その季節になりましたら、また報告させていただきます。
電装品関連のDIYはここまでですが、内装をいじくっているうちに、電装品以外でも少し手をいれたくなりました。それについては、あらためて書きます。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。