運転マナーを考える①~スーパーの駐車場で
地方都市に暮らしている私としては、週末には必ず大きなスーパーに家内を伴って行きます。大きなものや重たいものを買うには車での買い物が欠かせません。
「重たいもの」の正体は缶ビールであったり、ウイスキーや日本酒であったりするのですが・・・。
いつも感じることについて書いてみたいと思います。
①ドアミラーをたたまない方
地方都市といえでも駐車スペースの車と車の間隔はそれほど広くありません。注意しながらドアを開けて乗り降りできる程度の広さです。
ですので、ドアミラーがたたまれていないと、本当に通りづらいことになります。
最新のものはキーオフと同時にドアミラーがたたまれますが、そうでなくてもボタン一つでドアミラーは格納できるのですから、その手間は惜しんでほしくないなと思います。
②スペース内にきちんと止めない方
1台分のスペースは左右とも白線で仕切られているわけですから、できるだけその中央に駐車いただきたいものです。中には左右どちらかの線ギリギリ、もしくは白線を踏んで止めている方もいます。あるいは真っすぐに止めるのではなく、斜めに止めたままで、車をあとにする人もいます。
こうなりますと、隣のスペースは空いていても止められない、ということになります。
左右だけではなく、十分に後ろまで下がりきらない方(前が飛び出している)、反対に下げすぎて歩行者通路に車の後部がはみ出して、カートを押す邪魔をしている場合などもあります。
③頭から突っ込んで止める方
多くの車はバックで駐車しているのですが、10%以上くらいの確率で頭からの前向き駐車をしている方がいます。
駐車場についたときにはきっと何台分も空いているから、ということなのでしょう。しかし、買い物をしている間に、その車の左右の駐車スペースは往々にして埋まってしまいます。
車の舵をとるのは前輪です。頭から突っ込んで駐車すると、出るときに苦労するのは自明の理かと思います。日本の駐車場は、東京ディズニーリゾート※などをのぞいて、前向き駐車用の区画となっていません。上の写真は海外の広大な駐車場なので、前向き駐車しても、そのまま真っすぐバックして向きを変えるだけのスぺ―スがあるからよいのですが、日本では車同士が通路をはさんで向かい合って止めることがほとんどで、そのため、真っすぐにバックできる範囲は限られています。
バックしながらハンドルを操作して車の向きも変えなくてはなりません。
こうした車の隣にいると、ぶつけられないかとヒヤヒヤします。当然、何度も切り返しが必要です。頭から突っ込んで止めて方で、駐車場から出ていくときに華麗なハンドルさばきで車を出されている方は一度もお見掛けしたことはありません。
駐車場は駐車スペース以外は、車が往来する道路でもあります。お互いのリスクを減らす意味でもバックで駐車していただきたいと思います。
※TDRの駐車場では前向き駐車を前提に、斜めに角度をつけた駐車区画となっており、誘導員もいます
④駐車場の出口で右折で車道に出ようとする方
これはスーパーでも「警察の指導により左折でお願いします」と看板を出しているのですが、右折で出ようとする方がいます。左折よりも右折のほうが、当然ながら待ち時間が長くなります。すると後続の車も駐車場内の通路に並ぶことになります。
また駐車場への出入口が分離されているわけではないので、駐車場に入ろうとする車にとっても、出入口付近でウインカーを出して止まっている車がいると、動ける範囲が制限されます。
スムーズが出庫のためにも左折で出ていただきたいと思います。
⑤買い物カートの扱いが雑な方
車までは買い物カートで買ったものを運んできます。全く平坦ならよいのですが、傾斜がついているところでは、手を離すと重量物を載せたカートは意図しないところに動いてしまいます。駐車場ですから、周囲は車だらけです。
時々、不用意にカードから手も目も離され、荷台の整理などされている方がいますが、そのカートが動いてきて自分の車にぶつかりやしないかと、とても不安になります。実際に動いてきたカートをつかまえて、そのカートの主にお返ししたこともあります。
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コロナ禍の影響で巣ごもりといわれ、週末ともなりますとスーパーには多くの買い物客が訪れます。以前は空いていた時間帯も今ではそうでなくなり、一日中、混雑している感じです。私がいくスーパーは200台以上、駐車できます。入り口から入ると3方向の通路に分かれますが、そのうちの1つの通路を観察していたら、昼前の時間帯でしたが1分間で平均7台の出入りがありました。どこのスーパーも同じような状況かと思います。
多くの方はほかの車への気遣いをされていらっしゃるのですが、お互いに事故なくスムーズに買い物ができるよう、さらに気を配っていきたいものです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。