50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

新車購入読本2023 シニア世代の車選び~後席ドアに注目!①

 子どもがいる家族とシニア世代との車利用において、決定的な違いは乗車人数の違いでしょう。後者はだいたいがご夫婦二人かと思います。

その場合、「どこに座るか」という点ですが、奥様の多くが助手席に座っていらっしゃいます。普通そうでしょ、と思うかも知れませんが、中には後席、助手席後ろが定位置という方もいらっしゃるようです。助手席はドライバー同様に前がよく見えるので、それが緊張感を伴い、イヤという方も知り合いでおります。

ただ前席のほうがシート形状やリクライニング角度、シートヒーターがついているなどの点で後席より勝っており、こうした理由から、やはり後席よりも助手席に乗られる方が多いようです。

本稿ではこれを前提に話を進めてまいります。

 

1人で乗られる方は助手席が荷物置き場になるように、二人乗車の場合は、セダンであればトランク、ハッチバックの場合は荷室という本来の荷物置き場よりも、いずれのボディタイプの場合も後席が荷物置き場になるケースが多いと思います。

事実、スーパーの駐車場で観察していても、後席に買ってきたものを入れる方がほとんどです。というより、大型スーパーレベルでみたとき、買ってきたものを荷室から先にいれる方を見たことは、ほとんどありません。

後席に収まり切れないときに、たとえばトイレットペーパーなど、かさばるものを荷室に置くことはあるようです。また冬に降雪がある地域の場合、荷室は必需品であるスノーブラシ置き場となっていることも、後部座席が荷物置き場になる理由かと思います。

 

ここで気がつくことがあります。

後席がヒンジ式のドア(ノブをひいて自分の側に開けるタイプ)よりも、当然ですが後席がスライドドアになっている車のほうが、圧倒的に後席にアクセスしやすい、ということです。人間だけのときはどちらのタイプでも、たいした違いはないかもしれません。スライドドアのほうが開閉にスペースはとりませんので、駐車場で隣の車への気遣いは少なくてすみますが、半面、開くのにも閉めるのにもヒンジ式より時間がかかります。パワースライドドアの場合は開くのに4秒くらいはかかります。

 

それでもスーパーの駐車場で観察していますと、60代半ば以降くらいのご夫婦は、軽ハイトワゴンを愛車としていることが多いように感じます。通常のコンパクトカーよりも明らかにその比率は多いと思います。もちろん、3ナンバーサイズのワンボックスやフォレスターRAV4ハリアー、レクサス、ボルボBMWアウディあたりも散見されますが、その数は多くはありません。

 

こちらの地域は冬は雪が降るので(年によって降雪量は差があり、今年は少な目ですが)、必然的に車選びでは4駆を選択する率が高くなります。すると当然に2輪駆動より車体価格が上がります。さらに今の新車は先進安全装備を備えている車ですから、昔の感覚(ABSが先端安全装備だったころ)に比べると数十万も高くなっている感じです。失礼ながら昔は、一般社員はカローラ、課長はコロナ、部長になるとクラウン、日産ならサニー、フルーバード、セドリックというような職位と車種の階層をリンクさせていたものです。ゆえにカローラは100万円台の車のイメージでしたが、いまや金額的には大衆車とはいえません。

 

年齢と車の購入に充てられる資金の関係は、別稿であらためて触れたいと思いますが、本稿では一般的庶民で65歳から年金はもらえているものの、アルバイト程度の仕事は続けているような方をイメージして、車選びのお話を進めてまいります。

資産があり、資金に余裕がある方はいくらでも選択肢はあると思います。ただ年齢とともに反射神経や視力、感覚の鈍りは避けられないので、あまり大きな車でないほうが扱いやすいでしょう。これについても別稿で書いていきたいと思います。

 

とりあえず車両本体価格200万円以下で選択

というような上限を設けてみました。さらにスライドドアで内装も外装もそれなり、所有満足度も得られ、そしてここが大切なのですが、愛着をもてる対象となり得る車種とグレードで選んでみました。モータージャーナリストではないので、すべてが試乗できているなどということはありません。しかし、実際に当該車種を所有されている方の動画、また自動車評論家等の動画、各車種についてそれぞれ4本以上は視聴し、そしていつものようにメーカーHPと主要装備表・諸元表等は丁寧にみました。

私が選ぶとしたら、という観点です。そしてこだわりポイントはスライドドアで、その機能の充実度合も加味しました。

先にお断りしておきますが、軽自動車も選択肢とします。

 

ダイハツ タント

【公式】タントのグレードと新車価格|ダイハツ

 

グレードはXターボ、前輪駆動、ecoidle非装着車ですと価格は1,617,000円です。そこに55000円を追加してACC(オートクルーズコントロール),LKC(レーンキープコントロール)をオプション設定しても、1,672,000円です。2019年フルモデルチェンジでDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を採用、新しいプラットフォームとなっています(私は以前、ダイハツOEMトヨタ「ピクシス・ジョイ」に乗っていましたが、DNGA採用前モデルでしたので、実際にDNGAになってどう変わったかはわかりません)。そして2022年10月にマイナーチェンジを行いました。

 

ターボ車をお勧めする理由は、街中だけなら自然吸気エンジン(NA)で十分でしょうが、別に普通車をお持ちの2台使いのご家庭ならともかく、そうでない場合は高速も走る想定をしておいたほうがよいかと思います。

私の経験上、軽自動車のNAでは、高速の各種合流時に非常に神経を使います。加速力が弱いと(上り傾斜の場面では特に)速度調整の方法が限定されるためです。ダイハツはNAでもパワーモードというものがあり、燃料の供給量を増やしてエンジン回転を上げることでパワーを供給するらしいのですが、それをもってしても厳しいと感じました。

こうした理由で、絶対に高速には乗らない、という方はともかく、ときにはご夫婦で少し足を伸ばそうとなったとき、高速は使いますでしょうから、ターボモデルを取り上げました。

今回紹介するグレードは、標準モデルのタント(ほかにカスタム、ファンクロスがある)の中では最上位グレードとなります。4WDの場合は1,771,000円となります。

 

タントの最大の特徴はミラクルオープンドアという、左側のBピラーがスライドドアに内蔵されている、つまり助手席のドアとスライドドアを開けたときに、普通はあるべき柱がない、ということになります。ここまでの開放感がある車はほかにありません。

また、あまり語られることはないようですが、「助手席イージークローザー」という機能もあり、助手席が半ドア状態でも、自動で全閉する機能です。最廉価グレードのLをのぞいて標準装備です。

奥様が乗られることが多い助手席ですが、時に閉め方が甘く、半ドアになることも多いかと思います。それを避けようと、力をいれて閉めると必要以上に「バンッ!」という感じになりますよね。また小さなお子さんにとっても指をはさみそうで怖いかも知れません。こうしたときに役立つ機能ですね。

 

以下は紹介グレードに備わるものです。

・降車時、所定のボタンを押しておくと買い物から戻ってきたときに自動的に後席ドアが開くウエルカムドアオープン機能(左側のみ)※これは全グレード装備

・車を離れるとき、後席スライドドアが閉まりきる前に車を離れても、自動的にドアロックする機能(左側のみ)

・エンジン性能は出力47kW/6400 、トルク 100N・m/3600

・電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、前席シートヒーター (座面、背中)

※余談ですが、一口に「ヒートシーター」といっても、座面だけだったりするので(例:N-BOX)注意が必要。背中まで温まると腰が温められ、室内の空気が温まるまでの間、本当に助かります。どこの部分が温められるかは要注意です

 

・SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席) ●SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)つき 

・安全運転支援装備を備え、さらに他社ではOPとなることも多い標識認識機能、アダプティブドライビングビーム(一般にはオートハイビームより上と言われる)も備える

・コーナーセンサー前後あり

・ボディサイズ(mm):全長3395 全幅1475 全高1755

 

販売台数は絶対王者のホンダ・N-BOXに次ぐ軽自動車2位です。

 

軽自動車はなぜか複数系統ある

前々から不思議に思っていたのですが、軽自動車はなぜか2系統(かそれ以上)あります。タントはふつうのタント、そして「タントカスタム」。軽自動車以外ですと、スズキ・ソリオがふつうのソリオとソリオバンディット、といった具合です。

次回でご紹介する、ダイハツ・キャンバスは「ストライプ」と「セオリー」という名前があり、「ふつうのキャンバス」というものはありません。

カロ―ラとカロスポ、カローラツーリングなどという区分けと異なり、車体形状そのものはほぼ、同じに見えるのですが、主にフロントグリルやリアビュー、タイヤサイズやホイール、そして内装、装備の細かな部分に差があり、軽自動車の場合、「ふううの」でないほうが、高く、その価格差は20万円近くあったりします(タントとタントカスタムの場合)。

一番は面構えでしょうか。私個人としては、タントカスタムのアルファード的顔つきよりも、軽自動車としてのバランス的には「ふつうの」タントを選ぶと思います。

 

一方、後日の原稿で触れる予定ですが、ホンダのN-BOXだとカスタム(表記はCustam)のほうを選ぶかも知れません。以前、代車でカスタムのターボモデルを1日中、乗り回したことがあるから、その影響もあると思います。ふつうのほうは、ちょっと業務用車両っぽく見えてしまします。実際に不動産屋さんが物件案内にこの車両を使っているケースをよく見ます。

これならいっそうのこと、N-VANのほうがいざというとき助手席も折りたため、車中泊もできるかもなので、そっちを選ぶかもしれません(あくまで個人的見解です)。

 

次回は引き続き、後席ドアに注目した車選びに基づく、車種、グレード紹介をしていきます。本日はこのブログ史上、最長の文字数となりました長文のブログ(約4,000字、原稿用紙10枚分)を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

追伸

前回、本稿でkindle本についてご紹介したのですが、2月に入ってから『新車購入読本』に続き、『危険回避のドライブ術』もKindleUnlimitedでかなりお読みいただいているようです。ご愛読に感謝いたします。

ドライブ術については『危険回避のドライブ術』の発刊以降、そのテーマでいろいろ原稿を書いておりますので、こちらも改訂増補ではなく、シリーズ第2弾として、そのうちまとめていこうかと思います。