50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

車選び:新型ヴェゼルの私的考察①「エクステリア、価格等」

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新型ヴェゼル

ホンダから新型ヴェゼルが発売になりました。

外観などはティザー広告でちょっとずつオープンにしながら、話題になることを狙っていたと思いますし、その通りになっていたと感じます。

 

新型ヴェゼルはe:HEV中心のグレード展開で、ガソリンは1グレードのみとなります。

将来のEV化への一歩なのかも知れません(ホンダは2040年には新車すべてをEVかFCVにすると宣言)。

 

エクステリアについて

先代との比較でいうと、スペシャリティ感は薄らいだように感じます。特徴的なのはフロントグリルで、標準ではボディ同色です。ことさらメッキを配置するわけでもなく、あえて特徴を出さないような顔つきになっています。万人受けするデザインかと思います。先代よりも大人しくなった感じです。

サイドのデザインを見てみると、他のメーカーのsuvに比べ、起伏が少なく、のっぺりした感じです。サイドラインをことさら強調しなくても、そして空力なども考えても、このデザインになったのでしょう。

 

FITのフルモデルチェンジのとき、デザイナーは子供も一緒に洗車するときに、継ぎ目や起伏にひっかからないようなデザインを目指したと言っていました。ヴェゼルはそのコンセプトを踏襲したのかどうかはわかりませんが、洗車しやすいような造形になっています。

 

もう一つ、先代と少し変わったことは、後席ドアハンドルの位置です。

先代は、リヤウインドウのテールゲート側に切れ上がっていった端の部分にドアハンドルがありました。新型も同じような部分にドアハンドルがりますが、リヤウインドウが切れ上がっていく形状でなくなって分、位置が低くなっています。

これについては、子供でも手が届く位置にした、といいます。

 

ボディサイズ

全長4330×全幅1790×全高1580となります。このうち、全幅は先代より20mm拡幅されました。ほぼ1800mmです。

私のように、自宅へ出入りするために、両サイドともブロック塀に囲まれているような、狭い道を通らざるを得ないユーザーは、たかが20mm、されど20mmで、サイズ的に現状では選択肢からはずれます。我が家は借家の集合住宅ですが、そこに並んでいる車の8割が軽自動車、次に幅の広い車は我が家の5ナンバー(1695mm)のFIT、最大幅の車はというとCX-3(全幅1765mm)です。

 

昔は「日本での使用を意識したサイズ」としては、5ナンバーでしたが、今は1800mmくらいまでが「日本での取り回しを考慮したサイズ」などと言われる時代なので、世の趨勢というものなのでしょうが、自宅近辺に限らず、中央車線がないような道(そしてそういう道は片側がブロック塀、もう片側が側溝があったりする道なのですが)もあちらこちらにある地方都市にあって、1800mmクラスばかりの車が増えると、すれ違いには難儀しそうです。

 

 室内装備

個人的にはシートヒーター、ステアリングヒーターが選べるとよいなと思います。

シートヒーターは4WDに標準(ガソリン、e:HEVとも)、ステアリングヒーターはe:HEVの上級グレードのみです。

冬の通勤時、普通に氷点下になる地域では、空調で室内を温めるより断然早く、シートヒーターは威力を発揮します。ステアリングヒーターもついていると、手袋をしなくてもハンドルを握れて、とても便利なのです。贅沢装備かと言われると、もっと低価格の軽自動車にもグレードによっては標準、そうでなくても単品で安価でOP設定があるので、そうではないような気がします。

 

4WDを選ばないとシートヒーターがつかない点はちょっと残念です。寒さは厳しくても、雪の量は年々減少傾向にあり、車重によってはFFでスタッドレスで十分ということもあるからです。次回以降に書きますが、確かにヴェゼルのe:HEVの4WDシステムは、その効果の恩恵に浴することはできそうな本格的なもののようですが・・・(次の記事で書きます)。

気になるお値段

最安値のグレードは「ガソリンG」
・FF  :2,279,200円 消費税抜き 2,072,000円
・4WD :2,499,200円 消費税抜き 2,272,000円

・ガソリンもe:HEVも4WDは22万円高
・ガソリンとe:HEVの価格差は約38万円

・e:HEVはガソリン車より100キロ重い

e:HEVでの中間グレードとなる「Z」は、

・FF:  2,898,500円 消費税抜き 2,635,000円

・4WD:3,118,500円 消費税抜き 2,835,000円

 

なかなかのお値段となります。頑張ってもe:HEVのベースグレードのX(FF,約266万円)どまりかなという感じです。e:HEVがいいことはわかりますが、ガソリン車との価格差を取り返すには、私の場合、10年くらいかかります。

コスパ的にe:HEVを積極的に選ぶことは難しく、それ以外の走りの魅力や環境負荷などのポイントをどれだけ重視するかというになりそうです。

 

現状では道路事情的に、ヴェゼルは選択肢にならないので、悩む必要はないのですが・・・。

 

それでもホンダユーザーとしては気になるので、次回は安全装備や機能面について触れてみたいと思います。

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。