50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

車選び:メーカーのこだわり~マツダ⑤追記

 

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今朝ほど「総括」の記事をアップしておきながら、やはり「追記」としてもう少し書き足すことにしました。一つのメーカーを語るとき、以下のようなことも知っておくべきことかなと感じたからです。

IR資料(四半期決算資料、2020アニュアルレポート等)を参照しています。

 

マツダはグローバル戦略

マツダに限ったことではないかも知れませんが、全世界に占める日本での販売台数の割合は2021年3月期(通期見通し)で世界セグメント的には最下位です。
グローバル販売台数では、日本は世界全体の13.6%、北米が30.8%でトップ、以下、その他市場(豪州、タイ、ベトナムなど)、中国、欧州で、日本は最下位です。

 

マツダは世界を相手に限られた車種で勝負しているということになります。

 

クロスオーバーSUV比率はグローバルでみますと、2012年3月期12%、2013年3月期21%、その後も年々拡大、2019年3月期は49%、2020年3月期は52%まで拡充しています。CXシリーズに注力するのもわかりますね。ただ日本だけでみると2020年度実績では36%にとどまります。

 

意外と知られていませんが、CX-4は中国でのみ生産、販売、CX-9は北米、欧州、その他地域で販売されています。日本には投入されていません。

因みにCX-1、CX-2という車種はありません。


それではMAZDAと名前の付く車種はどうかといいますと、MAZDA2、MAZDA3、MAZDA6のみ。途中の番号がついた車種はありません。

 

経営データ

2021年度見通し※は、売上高2兆9000億円、営業利益0、経常利益60億円、税引き前利益▲210億円
(経常利益が出ているのに税引き前がマイナスとなるのは操業停止による生産ロス分を特別損失に振り替えているため)

※2021年3月期の第三四半期時点での通期見通しによります

 

2020年度(2020年3月期、決算済の文)の販売台数実績は全世界では141万9000台、日本は20万2000台です。


2030年までには生産するすべての車を電動化

2030年には全ての生産車両を何らかの電動化とする計画も打ち出しています。

MX-30発表の記者会見では、ロータリーエンジン(RE)を発電機として搭載したEVやプラグインハイブリッド車(PHV)の技術開発に取り組んでいるといいます。

 

丸本社長は、EVやマイルドHV、REを発電機とする各種モデルを合わせて「マルチ電動化技術」と称し、RE搭載モデルについては2022年前半から順次市場投入することを明らかにしています。プラグインハイブリッドも2022年に投入される予定です。

 

公式ブログも情報の宝庫

マツダ公式ブログ
https://blog.mazda.com/


ここには開発ストーリーなどが掲載されており、その車を知るには役立ちます。
特にCX-30については複数の記事があがっているので、同車種を検討されている方にはお勧めです。

 

車選びのときに、特段、知っていなくてもよいかも知れませんが、例えばディズニーリゾートの各アトラクションにもそれぞれストーリーがあり、それを知っているとさらに興味が深まったりしますよね。

それと同じように開発のバックボーンを知ると、なんとなく愛着がわいたりします。

 

マツダ

マツダの車はフロントデザインが似たようなつくりになっています。売れている間は特に指摘はされないでしょうが、ひとたび販売が頭うちになると、「デザインがあきられた」などと言われかねない要素ははらんでいると思います。

グローバルを意識すると、自ずと「このメーカーはこの顔つき」という刷り込みが必要になってくるのはわかります。ボルボも、BMWもみんな共通のフロントデザインですものね。

メーカー規模からして難しいかもしれませんが、もう少し「遊んだ」デザインの車を作っても面白いかと思います。今のデザインだけが「魂を動かす」デザインというわけではないでしょうから・・・。期待を込めた願望です。

 

これで本当にマツダについての研究は終了となります。

お読みくださり、ありがとうございました。