50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

車選び:新型ヴェゼルの私的考察②「e:HEV、4WD、安全装備」

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同社のプレスリリーズによると、新型ヴェゼルは次の3つのキーワードを提供価値として定めたといいます。

・信頼:誰もが自信と安心感を持って運転できること
・美しさ:デザインの美しさを追求するだけでなく、使う人の所作までも美しく見せること
・気軽な愉しさ:五感に訴えかける爽快な運転体験で、楽しく活力に満ちた毎日を送れること

これらは、「お客様の日々の生活の楽しさを増幅(AMP UP)すること」を目指したために定めた提供価値ということです。

 

マツダの「人馬一体」「魂動デザイン」という、なんとも日本的和風表現に比べると、

 ”AMP UP”という表現を使うあたりが、ホンダっぽい感じです。

英辞郎によりますと、「(人の)テンションをあげさせる」という訳がのっています。

 

e:HEV

昨年発売のフィットと同様に、走行用モーターと発電用モーターの2つのモーターを備え、かつ以下の3つのモードが選べます。

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NORMALモード:一般道で快適・スムーズで上質感を感じる走り。
SPORTモード:ワインディングで俊敏・ダイレクトな加速を感じる走り。
ECONモード:高速道路でなめらかな高速クルーズを楽しむ走り。

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また、Dレンジでは通常のガソリン車と同じようにアクセルとブレーキ操作となりますが、Bレンジでは、「アクセルオフ時の減速感を4段階に調節し楽しむことができます」。減速感を最大にすると、ワンペダル操作のようにアクセルペダルで加速と減速を行えるようです。このあたりの感覚は試乗しないとわかりません。

 

リアルタイムAWD

ヴェゼルリアタイヤをプロペラシャフトで直結したリアルタイムAWDを実現しています。これは「リアに小さなモーターを配置するシステムに比べ、大トルクをプロペラシャフトでリアに伝えて駆動することで、発進から高速走行まで圧倒的な走破性を誇ります」(同社HPより)。

オフロードの画像や映像はありませんから、スバルXVほどの悪路走破性はないと思いますが、坂道や雪道では4輪駆動のメリットを発揮してくれそうです。

ただリアルタイム4WDは、燃費的には不利になります。

 

ホンダがヴェセルで初めて採用した機能(国内)

それは、傾斜面でのスリップの危険を最小限に防ぐ「ヒルディセントコントロール」です。下りの急勾配を一定の車速となるよう、自動的に制御しながら下っていく機能です。

これは軽自動車でもハスラーやキャスト・アクティバでも採用されている機能です。

雪道で試したことはないのですが、下り勾配であえて使ってみたことはあります。

ブレーキ操作をしなくても、一定の安定した速度でゆっくり進むので、ドライバーとしては余裕が生まれます。

 

他社ではすでにSUVでこの機能を取り入れていますから、ホンダも遅まきながら、という感じで採用したということでしょう。これだけみるとCR-Vを凌ぐことになります。

 

フィットに次いで「ボディースタビライジングシート」採用

フィットに採用されたこのシートは間違いなく疲れが少ないシートです。座り心地も抜群です。フィットオーナーとして、自信をもってお勧めできます。

何時間も高速を走りますが、腰も痛くなりませんし、家にある椅子より疲れません。試乗だけではわかりにくかもしれませんが、フィットオーナーの方のyoutubeでも、このシートは絶賛されていますので、私以外でもこのシートの評価は高いのだと思います。

 

安全運転支援装置

グレードや動力装置(ガソリンかe:HEVか)に関係なく、以下のシステムを標準装備しています。

1)衝突軽減ブレーキ<CMBS>
2)誤発進抑制機能
3)後方誤発進抑制機能
4)近距離衝突軽減ブレーキ
5)歩行者事故低減ステアリング
6)路外逸脱抑制機能
7)渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール<ACC>
8)車線維持支援システム<LKAS>
9)先行車発進お知らせ機能
10)標識認識機能
11)オートハイビーム

新型ヴェゼルでは、フロントのワイドビューカメラが曇り防止ヒーター付きとなっているのが大きな特徴です。

私自身も主に冬季に、気象条件によってはカメラが曇り、「装置が機能しない」という表示がインフォメディスプレイに表示されることがあります。

しばらく走っていると、曇りがとれて作動するようにはなりますが、10分くらいの間は作動しません。

ホンダは10)の標識認識装置が標準であるところが他社にない特徴です。

なくてもよさそうに思うかも知れませんが、下記の記事をご参照ください。

 

carselection2021.hatenablog.com

標識認識はトヨタマツダは上級グレードしか標準装備でなかったり、OPでも選べなかったりします。

一方でブラインドスポットモニタリングはホンダの場合、一部のグレードでしか装着ができません。あちらを立てればこちらが立たず、という感じです。


外装色は有償が多いのが残念

e:HEVのPlaYは2トーンですが、それ以外のグレードの外装色がちょっと問題です。

クリスタルブラック・パール以外は、すべて有償となり、38,500~60,500円の追加が必要となります。もう少し無償カラーを用意してもらいたいところです。

オプションを考える以前に、車両本体価格に、この有償カラー代金を上乗せして、他車と価格の比較をする必要があります。

 

どのメーカーのどの車種も、特定の外装色は有償となる時代ですが、ヴェゼルはちょっとひどいかなと思います。

 

次回はヴェゼルと他車を当研究所流に比較してみたいと思います。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。