50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

車の選び方~安全装備を比較する

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皆さんは車を選ぶときにどの程度、安全装備を意識されますか。

いまだにニュースでアクセルとブレーキの踏み間違いによる死亡事故が報じられています。残念ながら多くは高齢ドライバーです。

私も御多分に漏れず、ですが、ともすれば自分を過信しがちです。

せっかく技術が進歩してきているのですから、素直にそれに頼るべきところは頼ってもよいかと思います(あくまでヒューマンエラーが起きたときにカバーしてくれるのがこうした装置なので、いわば保険をかけておく、というよなものです)。

さて、ではどの車にどのような安全運転支援装置が備わっているのか。

価格帯が高い高級車や大型の車は充実していて、軽自動車は貧相か、というと、そうも言えないのです。

 

普通は、興味がある車のサイトで、どのような装備があるかをチェックし、ライバルとなりそうな車のサイトもチェックして・・・ということを繰り返して比較検討されるのではないでしょうか。

 

そこで、国内外のメーカーの車の安全装備の一覧表があれば、横並びで比較できるので、さぞや便利だと思いませんか?

 

実はこうしたサイトがあるのです!

これです↓

https://www.nasva.go.jp/mamoru/download/JNCAP_2020.3_safety_devices.pdf

独立行政法人自動車事故対策機構のページにPDFが貼られています)

 

◎は標準装備、〇は一部のグレードまたはオプション設定、×は装備なしを表しています。安全運転支援装置といってもベーシックなものに限られますが、一般人が閲覧できるもので、ここまでの車種をカバーしているものは、ないかと思います(ただカバーしている範囲は2020年3月までの車についてです)。

 

被害軽減ブレーキは対車両、対歩行者で分かれ、歩行者は昼間、夜間(街灯あり)、同(街灯なし)の3つのカテゴリーで対応の有無がわかるようになっています。

ご関心がある方は、このあとゆっくりご覧いただくとして、装備が充実しているのはトヨタのクラウン、レクサスのLSとESです。これらは〇が一つであとはすべて◎です。

◎の数でいくと上記と同じなのが、ホンダのアコードハイブリッド、インサイト、フィット、同ハイブリッド、N-BOXカスタム、N-WGN、同カスタムと軽自動車が入ってきます(これらホンダ車はいずれも1項目が×、ほかはすべて◎)。

外国勢ではアウディのA8が唯一、同じ◎の数です(1項目は×)。

もっと車種ごとに詳しく知りたい場合はこちら

「予防安全性能評価パンフレット2020.3版」

https://www.nasva.go.jp/mamoru/download/JNCAP_2020.3_panf_active.pdf

 

このパンフレットでは、自動車事故安全対策機構が使用している安全運転支援装置一つひとつの説明があり、どのようなテストを行ったかも詳述されています。

ここでも2020年3月末までに販売された車が対象です。

 

前述の一覧表が、装備の有無が◎〇×で表されているのに対し、こちらのパンフレットは実際の試験結果によって項目ごとに点数がつけれられています。

その点数を合計した結果として「ASV+++」から「ASV+」まで車種ごとにランクづけされています。また試験を行った年度によって満点が異なります。

 

最新の2019年度の試験結果を得点でみていくと、141点満点で、満点がレクサスのNXとUX、トヨタアルファード/ヴェルファイヤー、日産セレナ(スズキランディ)という結果です。ご覧いただくとわかりますが、対象となる装備があっても被害軽減ブレーキの歩行者の部分で点数が伸びないと70点台になってしまい「ASV++」という評価になります(ダイハツのロッキー=トヨタのライズ、ダイハツのタント=スバルのシフォンなど)。自動車事故安全対策機構のさらに詳しい試験結果を見てみると、夜間の歩行者の認識で点数を落としているようです。

 

いかがでしたでしょうか。

車選びのときの一つの指標、参考としてお役立ていただければと思います。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。