ソナーセンサーのありがたみ~安全運転支援システム
本日は車選びのヒントとなる安全運転システムのうち、誤発進防止装置について書きます。
上の写真のバンパー部分、フォグライトの右斜め上あたりに丸い小さな円があるのがおわけりいただけますでしょうか。
これはフロントに4つついているセンサーの一つです。
車体後方のバンパー部にも同じように4つのセンサーがほぼ均等の間隔で配置されています。これにより、探知の範囲は両サイドから中央までカバーされます。
前後の誤発進(前後に壁があるのに誤ってアクセルを強く踏んでしまったとき)抑制に使われるものです。ソナーの場合は、透明のガラスであっても感知します。
コンビニは店の前に駐車スペースがあり、店と駐車スペースの間はガラスが使われていることがほとんどなので、ガラスも感知できる必要があります。
これもあると安心な機能です。まあ、バックのときはシフトレバーをリバースにいれた段階でチャイムなどが鳴るので、気づくとは思いますが・・・。
ただし車止めは同じコンビニチェーンでも、あったり、なかったりするので「車止めがあるところまでバック」と思い込んではいけません。
本稿ではセンサーと言っていますが、ホンダは「ソナーセンサー」、トヨタは「インテリジェントクリアランスソナー」(こっちのほうが単なるソナーよりもお利口さんっぽい)など、メーカーによって呼称は異なりますが、ほぼ同じものです。
実際はこの場面で役立つ!
この機能がついていると、誤発進のときだけでなく、狭い道をすり抜けるときや駐車場で車を停める際に、とても役立ちます。多くは、3段階くらいになっていて、インフォメーションディスプレイと警告音が、近づきにつれて緊迫した表示や音になります。
私が乗っているFITは、前方の見切りがよくありません。
シートを一番高くして、努力すれば前方らしきところはなんとなくわかりますが、本当の突端まではわかりません(勘を働かせることになります)。
ここは結構、私自身が車選びで重視するポイントでしたが、標準でセンサーが備わっていることでよし、とした部分でした。
このセンサーですが、事前にマニュアルで確認しておくと、最初の警告がなっても、まだ〇センチあるから大丈夫、と安心できます(それでもピッピーなどと鳴ると、やはりちょっとドキッとしますよね)。
実際はギヤがバックに入っているときは音がなっていますので、そのまま強くアクセルを踏み込むことは(今のところは)ないので、誤発進というより、見えにくい部分の距離感をつかむために役立てています。
こうしたソナーが、ついているかどうかは、よくチェックする必要があります。
と申しますのも、車種ごとのwebページではこうした機能もワンパッケージで説明されているのですが、メーカーや車種によって、その車種の全グレードに標準装備ではない場合があるからです。
必ず「主要装備表」で確認を
サイトでは必ず「主要装備表」という小さなバナーがページの最下部や右側のスレッドなどに表示されています。
たいがいは、とてもそのままでは見えるものではなく、パソコンで2倍くらいに拡大しないと私と同じくらいのベテランの方々には読めないかと思います。+ボタンを押して、思いっきり拡大しましょう。
ここで標準装備か、オプションか、オプションでも選べないかがわかります。
グレードによって標準だったりオプションだったり、オプション設定すらない場合だってあります。
車関連のそれなりのサイトの安全運転支援システムランキングのようなところでも、このあたりをよく見ないで「この車種は~の装備が標準で・・・」などと間違ったりしています。ですから、候補となる車があれば、必ずご自身で主要装備表を確認しましょう。
紙のパンフレットだと、たいがい最終頁近くに見開きになって掲載されていますが、こちらはパソコンのように拡大はされませんので、拡大鏡を持ち出してチェックするしかありません。
ですので、やはりwebサイトでの閲覧をお勧めします。
ディーラーの営業の方もすべてを暗記しているわけではないので、最後はここをチェックすることになります。
たとばFITですと、まずエンジンとハイブリッドがあり、2WDと4WDがあり、さらに5グレードがあります。20通りということですね。
車種によってはマニュアルもあったりしますから、さらに選択肢が増えるかもしれません(ただし、マニュアルかCVTかでの内装における装備の差は、ほぼないと思いますが)。
ややっこしいのは、FITの例ですと、同じLUXEというグレードでも、e:Hevとガソリンでは、後席のアームレストやシートポケット、ラゲージランプがあったりなかったり、テールランプの光るエリアも異なります。
ですので試乗に行く場合でも、試乗車がどのグレードで、何をオプション装着しているかを確認する必要があります。できるだけ事前に調べて、候補となっているグレードなり駆動方式と同じ試乗車がおいてある販売店に行ったほうが、よろしいかと思います。
少しでも車選びの参考になれば幸いです。
お読みくださり、ありがとうございました。
※本日はライフスタイルに関する以下の記事もアップしております。
carselection2021.hatenablog.com