応援のチカラ~知らない誰かのために
最近のテレビや新聞などで報道されていますので、すでに旧聞に属するかもしれませんが紹介させてください。そして後半には、それに関連したトピックーーこちらのほうがコロナ禍より前からだったのですがーも紹介してまいります。
JR総武線の新小岩―平井間の荒川河川敷でJR総武線が鉄橋を通過するたびに、大きな旗を振って激励する一団がいらっしゃいます。
そして「今日もがんばろうぜ!」の大きな筆文字が掲げられています。
最後の「ぜ」が他人事でなく、自分たちも含めて頑張ろう、という感じがしますよね。
この活動は下記の方が、首都圏の緊急事態宣言の再発出を受けて、医療関係者の方などへの感謝と、そしてみんなを励ますために始めたそうです。
田中裕久@マンガ教室代表・マンガ編集者 on Twitter: "おはようございます。本日も7時〜9時で旗振りやります。総武線各駅停車の方、よかったら見てね♡新小岩と平井の間の土手です。
#今日もがんばろう #荒川 #河川敷 #旗振り… "
当初は3人で始めたそうですが、ランニングをしている人や、これを知って自分も加わりたいという方などがどんどん増えているそうです。
旗が統一されているわけではありませんが、いろいろな旗をもって十数人が列車が通るたびに旗振りをしています。
この活動に加わっている方の動画もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=QvJDo5Wgj0g&t=314s
上記の動画をみると「現場」の様子がよくわかります。
今では車内から手を振ってくれる人も増えたそうです。女子高生がわざわざチョコレートを届けてくれたりすることもあるといいます。
全くのボランティアで、そして自分は知らない「誰か」のために、毎朝7時から9時まで旗を振り続けるというのは、なかなかエネルギーがいるものです。
その時間を自分のために使えば、もう少し長く寝れたり、余裕がある活動ができるでしょうに・・・。
もっと以前から活動している人も
今から少なくても9年以上前からです。新宿の路上で、チアリーダー姿で、道行く通勤客を全力で応援していた女性がいます。
この朝チア活動をしていたのはサイトウさんという方だそうです。
この活動がまだ始まったころ、テレビで見て知りました。
この姿に触発され、仲間に加わり、どんなときでも路上での朝チア活動をしていた人が現在の一般社団法人 全日本応援協会代表理事の朝妻さんです。
今も新宿、新橋、池袋などの首都圏で、この団体の全日本女子チア部が木曜、金曜の朝に活動されています。
応援する人を応援したくなる
・・・から、応援のチカラとは不思議なものです。自分も勇気づけられますし、感謝の気持ちが出てきます。すると心がちょっとずつ豊かになり、例えば職場の同僚からちょっとした相談ごとなど持ち掛けられても、職務を超えて、おざなりではなく、向き合おうなどという気になるから不思議です。
誰かが誰かのためにやったことが、さまざまな形で連鎖していく。
こうしたつながりこそが、今、求められているような気がいたします。
テレビ各局も、とかく暗くなったり、批判したりという負の感情に傾きがちな映像を繰り返し流すのではなく、ぜひこうした活動にいそしんでいる方々をもっと取り上げていただきたいと思います。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。