NHKラジオ英会話が面白い!
去年の10月くらいからですが、NHKのラジオ英会話を聞いています。
といってもリアルタイムではなく、1週間遅れくらいでネットで配信されているものを毎朝、聞くようにしています。
実は結構なハワイ好きで、しかし現状はとても行ける状況ではなく、ならば今度いくときにもう少しなめらかなコミュニケーションができたら、もっと楽しいだろうな、という単純な動機からです。ハワイの話もあらためて書きたいと思います。
これまで何度となく始めてはやめていたラジオ英会話ですが、今、放送されている大西先生の講義はとてもしっくりきます。以前に聞いていたのは、遥か昔、十数年前か20年以上前か、というくらいです。
これまでの「ラジオ英会話」と何が違うのだろう、なんで続けられるのだろう、と分析してみました。因みに今の大西先生になったのは2018年からとのこと。
・昔はネットで都合のよいときに聞くことはできなかった(録音するか、CDを買うしかなかった)。今は自分の都合のよい時間で聞くことができる→15分の途中でやめることになっても、また続きから容易に再開できる)
・昔はストーリーが回をまたいでも連続していて、登場人物も一緒、なので途中でやめると取り残された感があり、再開しずらかった
→現在のは1話完結型です(登場人物は適当に同じ人がでてきますが、連続性はないです)
・昔は関係代名詞などの文法用語を避けて説明していたが、今の番組は文法も必要なものは避けずに説明している
・英語のイメージをわかりやすく伝えている。現在形や現在完了形など、どのようなときに使うのか、give take などの単語もつイメージから使い分けのコツ、前置詞のもつイメージについても同様に解説してくれる
・キーセンテンスに対して、類似のいくつもの表現が紹介されている
・日本語訳は下のほうに小さく添えられている程度で、できるだけ英語のままで理解、というか感じてほしいという意図が伝わってくる(昔は左に英文、右ページにその和訳、というのが定番だった:その和文のスペースが縮小されたことで、ほかの英文表現や文法、単語のもつ語感のようなものが丁寧に紹介されている)
・そして私自身が適度に力を抜いて向き合えるようになった
→昔は何が何でも今日のスキットを全部覚えるぞ、という意気込みでしたが、これが続かない原因のようにも思えたので、今は「忘れてもまた出てくるから、いいや」くらいの脱力感をもって聞いている(本当に同じ表現が別の回に登場したりします;意図的にダイアローグを作ってくれているのかな?)
ですので、私と同じように、昔、ラジオ英会話に挫折した経験のある方も、今の番組はとてもお勧めです!
【最近の気に入った表現集】・・こんな風に言うんだ・・
1)あなたは本気のはずがありません。ボスにひどく怒られてしまいますよ
2)ありえません! あなたは私を何もしらない子どもだと思っているのですか?
3)ある程度までは同意しますが、あなたは大局を見失っていると思います
1)You can't be serious! The boss will kill you!
2)No way ! Do you think I was born yesterday ?
3)I agree with you up to a point, but I think you're missing the bigger picture.
*I'll get a taxi. と I'll take a taxi. の違い
前者はタクシーを捕まえる、その場にいないタクシーを動いていってつかまえる、というニュアンス。後者は「タクシーにするよ」
(以上、Lesson 193,194から)