2020年累計車種別販売ランキング(普通車)~トヨタが上位3位までを独占
一目でわかりやすいようにグラフにしてみました。まずは軽自動車、輸入車をのぞく普通車編です。
トヨタが強い
グラフの色はメーカー別です。ぱっと見ただけでトヨタが圧倒的に強いことがわかります。ホンダ、日産がそれぞれ2車種ずつ入っていますが、上位15位までのうち、それ以外はオールトヨタです。
ヤリスはヤリスクロスとの合計ですが、同時期に発売となったホンダ・フィットや、モデル末期となっていたノートをコンパクトクラスでは大きく引き離しています。
それにしてもライズはやはり、想像以上に売れたのですね。確かに4人がきちんと乗れて、荷物つめて、見晴らしがよくて、安全装備も備え、上級モデルならほかの装備でも満足感が高い、サイズも5ナンバーで取り回しも楽、全体的な外観もコンパクトSUVを感じさせないデザインとなっています。
ただ、サイドブレーキが電動でもなく足踏み式でもなく、昔ながらの手で引くタイプ、というところをどう評価するかです。この車種は後日、取り上げたいと思います。
3位のカローラですが、セダンのカローラとカロスポ、カロツー、フィールダー、それにアクシオを含んでいるものと思われます。
ここで話がちょっとそれますが、カローラアクシオってご存じですか。現行のセダンのカローラの一つ前の世代のものですが、新型と並行して今も売られています。
廉価なセダンを希望する人には売れているらしく、私の住んでいる地域でも時々ですが見かけます。FFで167万円からあります。1500CCのエンジンです。ハイブリッドもあります。レンタカーで車種指定をしなかったときにアクシオに乗りましたが、特に不満はなく走れました。室内はシンプルでシックですが、安い普通車を探す場合には一つの選択肢にはなります。安全装備も最新のものというわけにはいきませんが、そこそこ備わっています。
同じ車?でも順位に大きな差が
4位で初めてトヨタ以外が登場します。
フィットオーナーとしては、もう少しフィットは売れてもいいように思います。いくらヤリスにはヤリスクロスがあるとはいえ、差がつきすぎのような気がします。販売網、販売力の差なのでしょうか・・・。
販売網の差、と申しますのも、例えばライズはトヨタブランドですが、オリジナルのほうであるダイハツ・ロッキーはライズの約4分の1の台数にすぎません。24位です。両社は実質的に同じ車ですので、やはりトヨタの販売網と販売力ということになります。
ルーミー(トヨタ)とトール(ダイハツ)についても同様の関係です。こちらはトールはルーミーの4分の1にも届きません。
3列シート車ではアルファードがトップ
価格的にも大きさ的にも私の選択肢には入ってこないのですが、同じトヨタの3列シートでも一番売れたのはアルファードです。全長は5m近く、全幅は1850mmあります。
次がシエンタ、それからヴォクシーの順です。シエンタは5ナンバーサイズ、2列シートもありますからステーションワゴン的な使い方もできます。
まとめ
トヨタは販売系列を一本化して、すべての店ですべての車種が売れるようになりました。そうなる前の専売制のときもネッツ店、カローラ店、トヨタ店など、それなりに特色があって、他メーカーよりも棲み分けができていたように思いますが、プリウスなどはそれでも全系列で販売していましたものね。
来年はこのグラフがどのように変わっているのか、楽しみです。
本日もここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。