50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

「大人になったなと感じるとき」

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今週のお題「大人になったなと感じるとき」にちなんでエッセイ風に書いてみたいと思います。

最初に感じたのは、成人になって、なにかの申込書や契約書に自分の印鑑だけで済むようになったときだったと思います。それまでは、利用するのが自分であっても保護者の押印が必要でした。

今と違って携帯がある時代ではなかったので、何の契約が最初だったかはあやふやですが、アルバイトの契約などでもいちいち保護者欄に親の名前を書かなくてもよくなったことは覚えています。

 

本当に大人になった、・・・のかな?

キーワード的に「大人」で想起するのは、お正月の箱根駅伝のCMで流れているサッポロビールの「大人エレベーター」でしょうか。妻夫木聡さんが回数ボタン(かなりの高層ビルということになりますが)を押すと、その階数と同じ年齢の”大人”に出会い、人生について語ってもらうという、アレです(箱根駅伝ファンの方にはお馴染みですよね)。

法律上の大人とは別に、自分なりの価値観で「大人になったなあ」と感じることはなかなかない、というのが正直なところです。子どもが生まれて親になると、「親になったな」という実感が間違いなくあって、そのときから自分の親の苦労が身に染みて理解できるようなったかと思います。

 

だからといって、大人になったといえるのか。かなりいい年齢ではありますが、いまだ言い切れない自分がいます。難しいです・・・。

 

私なりの大人とは、自分のことを客観視でき、人の話をしっかり聞けて、意見が対立したような場合でも、自分と相手の主張をうまく取り込んだ「第3の案」(同名の書籍があります:著者はあの『7つの習慣』を書いたスティーブン・R・コヴィー氏)をカッコよく示して、相手が「なるほど」と言ってくれるような人。

包容力があって、感情的にならず、冷静沈着、どんなときも泰然自若として動じない、利他の精神にあふれ、それでいて謙虚。

朗らかでユーモアにあふれ、人望のある人。

信頼に足る人。この人と一緒に働きたいと思う人。仕事が関係なくなっても、半年に一度くらいはお会いして、ゆっくりといろいろなことを話したい人。

未熟者という自覚

・・・というわけでいい年齢になっているにもかかわらず、私は全く大人になっていないのでは感じています。もちろん20歳のときより30歳、30歳のときよりは・・・という感じで少しはマシになってきている自覚はありますが、これは単に経験を重ねたからだけかなと思ったりもします。

いまだ仕事のときでも感情的になるときはあるし、ただ、そんなときは花の名前を3つ心の中で呟いて気持ちを静める方法を学んだだけ、大人になったといえるかもしれません。

 

まだまだ自分は未熟もの、ピーターパンのように大人にならないこどもなのかもしません。ディズニーもディズニーランドは永遠に完成しないと言っていました。

 

そんなわけでして、お題に「大人になったと感じるとき」と書いたものの、日々の中ではなかなか実感することが少なく、まだまだ修行の身だなと思います。

でもこのブログを書いたことで、明日からは(今日からでないところがいいでしょ!)「昨日の自分よりは今日の自分のほうが大人になった」と感じられるように意識してみようかと思います。

たわいもない文章をお読みいただき、ありがとうございました。