50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

やはり運転技能検査や実車指導だけでは不十分~高齢者運転で思うこと

以前に運転技能検査については記事にしました。

 

 

今日、街中を運転していて、ヒヤリとしました。

とんでもないタイミングで右側から車線をまたいで私の前に1台のクルマが躍り出てきたのです。男性の高齢者でした。もちろん、こちらは急ブレーキです。

 

体験的に申し上げると、地方都市の男性高齢者は自分が出たいと思えば出る、という感じで「待つ」とか、「我慢する」とか、ということが極めて苦手な方が多いように感じます。速度や距離の感覚も衰えてきていると思いますし、総合的な判断力はハンドルを握るレベルではないと感じることが多くあります。

 

極端にいえば、「自分の目の前にさえクルマがいなければ側道から優先道路に飛び出してもOK」と考えているしか思えない運転なのです。

やがてわが身にも降りかかることですが、違反があろうがなかろうが、70歳以上は「検定」を設けるべきかと思います。それは運転技術だけの検査でなく、判断能力も見るべきと考えます。

 

現在の非違反者が受ける講習の「実車指導」とは、教習所のコースのS字やクランクなどの走行の技能を見るものであって、実際の道路での判断能力を見るようなものではありません。

それに実車指導は、クランクで乗り上げような何しようが、指導員から指導を受けるだけで、免許を取り上げられることはありません。

 

これまでも触れてきたように、公共交通機関が未発達な地方都市では免許返納がなかなか自主的には進みません。高齢者といえども総論で語ることはできませんが、運転技能もかなり怪しい人は多くなります。しかし、それよりも頑固さ、自分勝手さが増していくことこそが高齢者の問題だと思います。

こうした頑固者は「俺だけは大丈夫」と言って免許の返納などはいたしません。だからこそ、第三者がストップをかけられるような仕組みが必要なのではないかと考えざるを得ません。

高齢者が未来ある若い人たちの命を脅かすようなことがあってはなりません。