50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

スズキが国内新車販売台数で初の2位となる【雑記帳】0106

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スズキ・ハスラー

2020年の新車販売台数ランキングが出た。日本自動車販売協会連合会全国軽自動車協会連合会のまとめによると、2020年の国内新車販売台数のメーカー別順位は以下の通りとなる。

 

トヨタ、スズキ、ホンダ、ダイハツ、日産、マツダ、スバル、三菱自動車の順。


ここでなんといっても注目なのは第2位にスズキが入っていることだ。同社は統計を取り始めてから初の2位と言う。スズキの販売台数は、630,842台で前年比マイナス9.4%と、台数で見るとトヨタの半分以下であるが健闘したと言えるだろう。

 

スズキが好調だった原因は2020年1月に新型を投入したハスラーが好調だったほか、創立100周年を受けた販売攻勢をかけたことなどがホンダを追い抜いた要因と分析している。


メーカー全体で普通車は前年比12.3%減らしたが、軽自動車は10.1%の減少となっている。これらメーカーの合計販売台数は4,598,615台となっており、5,000,000台を割り込んだのは4年ぶりだと言う。

新車販売は4月以降が特に厳しかったようで、緊急事態宣言の影響もあったと思われるが、5月は約45%減少と2011年の東日本大震災直後に匹敵するマイナス幅となった。1位のトヨタですら1,454,524台で前年比マイナス6%、メーカー平均では、11.5%となっており、新型コロナウィルスの影響による販売不振で、リーマンショック後の2009年並みの水準に落ち込んだと言う。


なぜか韓国国内の販売台数は好調

一方韓国の自動車は販売のニュースもこの日はあった。韓国現代自動車グループ、これは現代自動車と傘下の起亜自動車の合計の台数となっているが、2020年の世界の販売台数が前年に比べ12%減少の6,350,851台だったと発表した。

しかしこの中身を見てみると、韓国国内の販売は政府の大幅な減税措置もあって両者ともに6 %増だったと言う。コロナの影響はほとんど感じさせない伸び率となった。

しかし世界全体の販売台数が落ち込んだ要因はアメリカや欧州、インド市場での販売権が大きかったと記事は報じている。好調だった車種は多目的スポーツ車SUVと電気自動車だった。

 

現在自動車の会長は「2021年は未来を分ける重要な分岐点。新しい時代のファーストムーバー(最初の行動者)になるために万全の準備をする」と強調したと言う。

 

ファーストムーバー

「ファーストムーバー」という言葉は「ファーストムーバーアドバンテージ」という用語で使われるようです。簡単に言ってしまうと「先行者利益」というところでしょうか。

セカンドムーバーという言い方もあります。

こうしたマーケティング的なところは好きなほうですが、また別の機会に取り上げます。

 

まとめ

こうして順位を見ると、トヨタをのぞくと軽自動車をいろいろラインナップしているメーカーが強いですね。もっともトヨタダイハツから軽のOEMを受けてピクシスシリーズを販売しています。

 

  

(出所:本日の日経新聞の記事2本をもとにまとめたもの)