kindle本発刊体験記⑧「はやる気持ちを抑え、ここに気をつけよう」
またまた更新間隔があいてしまいました。
校正済みのテキスト原稿、組み入れる画像(図表類)や写真がすべて用意できたとしましょう。
チェックポイントは、
1.テキスト原稿は「でんでんマークダウン」の記述によって書かれているか
2.画像はjpegになっているか(ほかの形式でも可能ですが)
3.ファイル名は英数になっているか(日本語では絶対ダメということでもないようですが、あえてリスクを冒す必要はないので、英数でつけましょう)
4.アップロード用のファイルにまとまっているか
ここからは「でんでんコンバーター」を利用してepub形式のファイルをつくります。
最初の「アップロードしてね」の「ファイル選択」が大切です。
すでにアップロード用フォルダにファイルがまとまっているはずですから、それらを選択して「でんでんコンバーター」にアップロードします。
このとき、「表紙」は選択しません。
選択するやり方もあるのでしょうが、なぜ、ここでは選択しないかと申しますと、あとでkindleの出版用ページで、表紙画像は別にアップロードするからなのです。
ですから、ここでは、表紙をのぞいた図表や写真入りの「本文」がepub形式でできあがることになります。
先ほどの「でんでんコンバーター」のページで必要事項を入力したり選択していき、最後に最下段の「変換」ボタンを押します。するとepub形式のファイルがダウンロードされます。
本ブログであらかじめ「kindleプレビューワー」をインストールしておくようにご案内しました。
「kindleプレビューワー」がインストールしてあれば、ダウンロードしたepub形式のファイルを開く場合、プレビューワーが立ち上がり、実際の電子書籍のイメージで確認することができます。
なぜ「kindleプレビューワー」が自動的に立ち上がるのか、その理屈はよくわかりません。私のPCには、ほかにepub形式のファイルを開くソフトがなかっただけ、という話なのかも知れません。
私の場合、このあたりは深く追求しません。実際のイメージで確認できるのなら、それで「よし」とします。
この電子書籍のイメージで表示される画面を見ながら、チェックしていきます。
プレビューでチェックすべきポイント
1.見出しの大きさはイメージどおりか
2.画像(図表、写真)は、所定の場所にきちんと反映されているか
➡表示されていない場合は、でんでんマークダウンの技法に従っていない、あるいはファイル名相違などが考えられます。
3.章のタイトルなどで2行になっているものはないか
➡どうしても2行になってしまう場合は仕方ありませんが、できれば1行に収めたほうが、すっきりするかと思います。
4.無駄な改行や改行もれはないか
➡文の途中でなぜか改行されてしまったり、自分では改行を入れたつもりが、そうなっていない箇所などをチェック
ここまでチェックして完璧なら、KDPのページにいきます。
ここでログインして「著者ページ」へと進むわけですが、私の場合、プレビューして修正がなかった試しはありません。
いろいろ改行や文字送りで気に気になるところが出てきたり、「ここは箇条書きのほうがいいな」などと思ってしまい、結局はテキスト原稿に立ち返り、気になったところの修正を加えることになります。
当然ながらepubファイルも作り直しとなります。再び「でんでんコンバーター」を使ってプレビューを見て、修正箇所をチェック・・・としているうちに、最初では気づかなかった箇所が気になりだし、再びテキスト原稿に修正を加え・・・そして再び再び「でんでんコンバーター」を使ってepubファイルを作り直し・・・という作業を私は3~4回繰り返しました。
ここまでやっても、いざ出版したものを自分で購入してチェックしてみると、修正したい部分がまたもや出てきてしまうのですが・・・。
みなさん、さりげなく「kindle本を出しました!」とおっしゃっていますが、きっとこうした産みの苦しみを経てのことなのだろうと推察しています。
上記の修正作業はある程度時間をかけたほうがよいので、なんらかの理由があって発刊日をこの日にしたい、というような場合は、原稿が書きあがったあとの、ここまで触れさまざまな手続き(ワードを使った校正作業、その修正、挿入する画像のファイル名のチェック、epubへでんでんコンバーターを使った変換とプレビュー、そして修正)を見越してスケジュールを立てられたほうがよいでしょう。
kindleに発刊申請をあげたあとは、早ければ丸1日くらいでAmazonに並びます。「早ければ」と書いた理由については、kindleの著者ページ入力のポイントとともに次回、ブログに書きたいと思います。
本日もここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。
【お詫び】
本業のほうが多忙を極め、ブログの更新がままなりません。
「今日は更新されているだろう」と見計らってこのページを訪れてくださる読者の方も少なからずいらっしゃるので本当に申し訳なく思っています。
最低でも週1は更新を、と思っていましたが、すでに10日以上あいてしまいました。
どんな状況であれ、10日に一度くらいは更新していこうという気構えですので、温かく見守ってくだされば幸いです。