50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

kindle本発刊体験記②「ブログ記事からkindle本へ」

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本日は私がkindle本を発刊するにあたり、ブログを書く段階から準備してきたことや、ブログで書いた原稿を書籍にするときの編集作業などについてお話ししてみます。

 

文字数(原稿のボリューム)の考え方

kindle本を発刊するにあたり、気にしたことは全体の文字数です。

これについては諸説あり、一番短い文字数は1万字あればいい、みんな電子書籍はさっと読みたいからそのくらいの文字数がいい、という主張の経験者の方もいれば、それは少なすぎ、最低でも2万文字はないと、ということを唱える方もいらっしゃします。いずれも何冊も刊行実績がある方です。

こうしたことから自分が執筆する電子本のジャンルや形式によって、さまざまでいいのだな、という結論に至りました。

一方で値段をつける以上、市場価格と申しましょうか、値ごろ感のようなものはあろうかと思います。今は新書でも800円以上します。あれだけの文字数があって、その値段ですから、価格との見合いもありますが、一定の文字数は必要だろうと思いました。

ただ、電子本というスタイルを考えると、あまり長すぎてもよくないなと、自分が読者としての経験から思いました。

そこで最低で25,000字、最大で40,000字ということにしました。第1号は43,000字ですので、すでにこのルールから逸脱していますが、これは、最初は4万字で収めるつもりが、各種手直しをしているうちに増量してしまったという結果です。

 

ブログを書いたときのデータを残す

私の場合、エクセルで管理しています。一番左の列にカレンダーを入力し、ブログを書いた日の行に、タイトル、アクセス数、グーグルアナリスティックス※によるユーザー数、ページビュー数、原稿の文字量を記録していきます。

※グーグルアナリスティックスについては後日、触れる予定です。

ここで文字数を記録しておくことで、自分が書いたブログの記事を、あるテーマに添って集めて電子本にしよと思ったときに、一応の合計文字数がわかることになります(発刊前の最終的な文字数は、ワードにテキストデータを移して校正作業をするとき(これも後日、書きます)、トータルの文字数が表示されますので、それを目安にします)。

実際に本にするときに、ブログの該当記事の合計文字数とは単純にはイコールになりません。それは各種編集作業があるので増減が生じるためです。私の場合は、ブログ記事の単純な移行は一定程度におさえ、あとは書き下ろし原稿を加えたり(3冊目は全体の40%は新規の書き下ろしでした)、記事を再編集したりするので、文字数は変わってきます。

 

このとき、ブログの記事ごとのアクセス数などは参考にします。あまりアクセスが伸びなかった記事は、タイトルを変えたり、内容を変更したり、書き足すことで内容の充実を図ります。

 

書き足したり、削ったり・・・

電子本といえども書籍ですので、一つの大きなテーマで貫かれていなければなりませんし、ある程度の網羅性も必要です。そのように考えたときに、ブログでは取り上げていなかった内容があれば、新たに書き起こしたり、重複した部分があれば、どちらに寄せて片方を削る、という作業がでます。

ブログは最後に読んでくださったことへのお礼の言葉を毎回、入れていますが、書籍にする場合は、この部分を削っていきます。その一方で、ブログは毎回の独立性が高いので気にしなくてもよいのですが、書籍の場合は次の章へのつなぎや、ほかの章を参照してもらうような構成になるかと思います。

電子本は性格上、「〇ページをご覧ください」とは書けません。拡大や縮小によって文字の大きさが変わり、1ページ当たりの文字数も変わってくるからです。そこで、内容ごとに章立てをしっかりすることで、「□□については第〇章をご参照ください」という記載を入れることで、書籍全体の中での重複を避けることもできます。

 

絶対に書きおろしが必要な部分

これは「はじめに」の部分と、「あとがき」です。「はじめに」は、Amazonに並んだときの紹介文を兼ねて書き起こしています。これは、最初に読者との接点になる文章となります。Amazonでは「試し読み」ができるのですが(これも著者の設定による)、その前に、どのような本であるかを紹介する文章です。表紙のすぐ横に並ぶ文章です。設定上はかなりの文字数が入力できるのですが、多くても1000字くらいまでで紹介するようにしています。

「あとがき」は、紙の書籍であるような、「あとがき」ではなく、私の場合は最終章的な意味合いを持たせています。最後に書籍全体のまとめの意味あいがありますので、ほかの章の中では触れていなかった要素も交えながら、著者としてのメッセージも入れるようにしています。そして、最後には読んでくださったことへのお礼の言葉も入れます。

 

◆次回は電子本の売れ行きを左右するといわれる「表紙」の作り方、考え方についてご紹介します。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。