50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドの「真実」

f:id:downsizer:20210205222940j:plain(2021/8/10追記)

このたびkindleから『ありそうでなかった安全運転支援システムの”実際”がわかる本』という電子書籍を発刊しました。

本記事の内容を含め、ほかの安全運転支援システムの記事を再編集・再構成したもの、新たに書き下したもので構成しています。全部で29,000文字以上あります。180円ですがKindle Unlimitedに加入されている方は無料でお読みいただけます。もちろん、試し読みもできます。AmazonのリンクのURLは長くなってしまいますので、ご関心をお寄せいただける場合は、Amazonの検索でジャンルを「本」にして※、「安全運転支援システム」をキーワードにいれて検索してみてください。

※ジャンル指定しないとドラレコなどが大量に表示されるため

また一部、6/23(青字)追記部分にもさらに「赤字」で補足しました

表紙はこちらです↓ 

f:id:downsizer:20210810060726j:plain

 

(2021/6/23追記)

最初にこの記事を書いてから4か月近くたちましたが、今もこの記事を検索などによって見に来てくださる方がいるようです。ありがとうございます!

そこで、わずかですが加筆しました。青字の部分です。

 

今日は電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドについて書きます。

 

これを安全運転支援システムと言っていいかどうかは分かりませんが、最近の車では電動パーキングブレーキが軽自動車でもつくようになっています。

電動パーキングブレーキでないと何が不自由になるかといいますと、アダプティブクルーズコントロール(ACC)オンの時に、追従している前の車が停車した時、自分の車がいったんは停止するのですが、電動パーキングブレーキがないと自動で停止できるのは2秒位で、その後はクリープ現象で前に進んでしまうことになります。

 

ですので、その場合は、自分でブレーキを踏んでサイドブレーキをかけるか、もしくはブレーキペダルを踏み続けると言うことになります。


しかし実際は、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を使っていて、前の車に追従して減速、そして停止するときには、私の場合は自動で止まる前に、自分でブレーキを踏んで前の車との間隔を調整してしまいます。

 

低速になってもACCに任せっぱなしですと、自分で操作するより滑らかさに欠けるブレーキングになるので、それが嫌で自らコントロールします。

自分でブレーキを踏むと、アダプティブクルーズコントロールは一旦解除されます。ですので結局、この場面ではブレーキホールドがついていないのと、さして変わりはありません。


しかし、上記の場合であっても、停止したあとにブレーキホールドがついていれば、完全停止したあとは、ペダルから足を放しても停止保持してくれます。

 

ACCを使わない状況であっても、このブレーキホールド機能があったほうが便利な場合もあります。

 

私が普段走る道では信号が長い交差点があります。この時にこれまでの軽自動車ですと、ニュートラルに入れてハンドブレーキをひいていました。足踏み式のパーキングブレーキでしたが。

しかしこうした時にオートブレーキホールドをセットしておくと、時速が0になって止まった時に、自動的にパーキングブレーキがかかります。そして青になったら、単にアクセルを軽く踏むと、ブレーキホールドは解除され、そのまま発進することができます。

こうしたときには、とても便利な機能です。


このように信号待ちが長い交差点では大変便利なのですが、一方で交差点で右折しようとしている時、対向車の直進の車の流れが一瞬、途絶えたのを見て、素早く右折したいときにはちょっと気になります。

 

余裕があるタイミングでの右折なら良いのですが、車の往来が激しい通りだとすると、安全は確保しつつもそれほど余裕がないタイミングで曲がらなくてはなりません。

こうした時にブレーキホールドがかかっていると、どうしても最初のスタートが、コンマ何秒かのレベルかと思いますが、遅れます。

ですのでタイミングをみて、すぐさま発進しなければならないようなときには、ブレーキホールドは解除して、ブレーキペダルを踏んで右折待ちをしています。

(2021/6/23追記)

さらに最近の車はアイドリングストップもついており、ブレーキホールドがオンで、さらにアイドリングストップがかかっていると、コンマ何秒レベルから1秒近くの遅れにつながります。理屈のうえではアクセルを踏むとブレーキホールドとアイドリングストップも同時に解除されることになってはいるのですが、体感的にはアイドリングストップが足を引っ張ってそのくらいの時間がかかるように思います。

ですので、素早く反応したいときには、ブレーキホールドを解除、そしてシフトをDレンジ以外で前進できるレンジ(SとかBとか)に入れておきます。

アイドリングストップをオフにした場合は、Dレンジのままで大丈夫です。上記で「Dレンジ以外」と書いたのは、SとかBですと、アイドリングストップにはならないためです。目的はアイドリング状態にしておくことですので、お好みでいずれかの方法をお試しください。私は最近、ドラレコのファイルがアイドリングストップのたびに分割されたファイルになるので、実燃費もさほど変わりはないことから、恒常的にアイドリングストップを手動でオフにしています(エンジンをかけるたびに、いちいちオフにしなくてはならない手間はかかりますが、これも習慣になれば一連の流れの中で操作できるようになりました。

こうしますと、ブレーキから足を放してアクセルを踏むと、自分のイメージどおりの発進ができます。

 


あったほうがいいか、ない方が良いかと言えば、確実にあったほうがいい機能ですが、状況に応じたの使い分けが必要かと思います。


そもそもブレードホールドの機能のためには電動パーキングブレーキがなくてはなりません。電動パーキングブレーキがあったほうがいいかどうかと言う点については、これもあった方が良いかとは思いますが、「絶対に必要か」と言われると、私はそこまでではないかな、とは思います。


これについては私と同じ意見を持っている方がYouTuberでいらっしゃいます。

下記に紹介する「ちゅんちゅんTV」というチャンネルのオーナーの方です。正確にはご夫妻です。

この方たちは、フィットとライズに乗ってらっしゃいます。フィットは電動パーキングブレーキが付いています。そしてブレイキホールドも付いています。

しかし一方のライズはどちらもついておりません。ライズのパーキングブレーキは昔ながらの左手で上に引き上げるタイプのブレーキです。

両方のタイプの車を同じタイミングで乗ってらっしゃる方はそうは多くありません。

この人たちの動画を見ておりますと、やはりライズの昔ながらのサイドブレーキであってもそれほど不自由は感じていないと言う感想をお持ちのようです。詳しくは下記のYouTubeなどもご参照ください。3分45秒くらいのところです↓

【トヨタライズ】あの点はどうしても慣れない!?~半年乗った感想をお話します!~|TOYOTA RAIZE - YouTube


私にとって必須の装備と言えば、安全支援システムもさることながら、やはりヒートシーターと、ハンドルヒーターです。

ハンドルヒーターは今の車を買うまでその存在すら知りませんでした。

これまでは手袋をはめて運転すればいいと思っていたからです。

しかしハンドルヒーターはとても早く温かくなり、手袋をしていても温かみが感じられます。いちど慣れてしまいますと手放さない装備となってしまいました。

現在のフィットもLUXUEというグレードにした最大の理由は、このシートヒーターがほかのグレードでは選べなかったことにあります(LUXUEのみ標準装備)。

 

結局のところ、いろいろな装備がついているに越したことはありませんが、その分、価格は上がってしまうので、「どれが自分にとって必須の装備」があるかをよく吟味して、優先順位をつけてグレードなり、オプションなりを選んでいくことになりますね。

 

そして各装備の使い勝手はいろいろな方がyoutubeにあげていらっしゃいますが、自分でその車を所有している個人の方のほうが、日常での実際の使い勝手について触れているので、私は自動評論家の方のものよりも参考にしています。

 

車選びのときのyoutubeの活用法は、あらためて書きたいと思います。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。