50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

その時、覆面パトが・・・標識認識機能に救われた瞬間

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最近の車で安全運転支援装置ではかなりポピュラーになっている「標識認識機能」。

安全運転支援装置の中では地味な、脇役的存在です・・・と私もあの時までは思っていました。

 

1月のある週末、かなり長いトンネルが断続的に続く高速道路の区間を走っていました。

私の車はACCを100キロに設定していました。当然、形式的には100キロまでしかでないわけですが、いろいろな状況によって103,104キロくらいになることがあります。

 

さて、長いトンネルを、私は走行車線を約100キロで走っていました。スタッドレスをはいてからは、いくらまわりの流れが速くても、そのくらいの速度までで走ろうと決めていました。

私の車の後ろには、数台の車が一定の間隔を置いて続いていました。ときおり、その右隣、つまり追い越し車線を抜いていく車がいるような状況でした。

 

100キロで走行している私の車を抜いていくわけですが、まあ、それなりのスピードは出ているわけです。黒いSUVが、そんな感じで私の横を通過していました。

 

と、そのとき、私はルームミラーに映った「あるもの」を見落としませんでした。

 

 

単発の赤色灯です!

 

そう、覆面パトでした。屋根の一部がクルリと回転して赤色灯が表れるタイプです。

 

覆面パトはすぐさま追い越し車線にでるとサイレンを響かせ、そのSUVを猛追しました。それでもSUVのドライバーはまさか自分が、という感じであまり速度を落としませんでしたが、さすがに距離を詰められると走行車線に入りました。

 

覆面パトはピタリとその車の横にならび、助手席の警察官が後についてくるように指示したのだと思います。

その後、トンネルが連続する区間だったこともあり、覆面パトは路肩に駐車させることもなく、数分にわたってSUVの前に入って先導していたわけです。

 

覆面パト、SUV、その後ろに私の車です。抜くに抜けず、80キロ以下の走行が続きました。余談ですが、こうした事情をご存じない車が、追い越し車線を120キロはでているだろうという速度で疾走してくるのですが、覆面パトを前方の視界にとらえたとたん、速度を落とします。そんなわけで追い越し車線も車列ができました。

 

さて、本日お話したかった本論はここからです。

赤色灯を見たとき、私はディスプレイに目を落としました。そこには標識認識による速度が表示されていました。

 

80キロ!

 

そうです、トンネル区間は80キロ制限区間だったのです。私でさえ、厳密にいえば20キロ近くの速度オーバーということになります。

 

ゆえに赤色灯を最初に見つけてから、標識認識によって示されている速度表示を見て、あわてて80キロまで速度を落としたという次第です。

覆面パトは追い越し車線を快走していく車をターゲットにしたからよいですが、(そんなことはないとは思いますが)仮にもう1台、覆面パトが後方に控えていたなら、私だってつかまったかもしれません。

長年かかって手にいれたゴールド免許、保険も安くなるし、そう簡単に手放すわけにはいきません。高速走行時は特に、ディスプレイ内の表示を気にしようと思いました。

 

教訓

・速度制限は守ろうとあらためて思ったこと

(高速でもトンネル内や可変式の標識は要注意)

・標識認識機能を地味だとか脇役だとかと思っていたことを反省し、重要な機能だと認識をあらためたこと

・走行車線をお行儀よく数台の車が走り、一方、追い越し車線がガラ空きのときは、「なにかある!」と思って、いい気になって追い越し車線に出てまとめて抜こう、などと思わないこと