50代からの車選びとライフスタイル研究所

このサイトでは50代以上の方を対象とし、車選びとライフスタイルについて参考になりそうな情報をお伝えしていきます。運転歴35年以上で軽自動車からワンボックスまで9台を乗り継いできました。50代、60代ともなりますと車の選び方や働き方、日々の生活も変わってきます。人生100年時代ともいわれる成熟の世代を楽しく生きるためのクルマ情報やライフスタイル情報、私の考えや思いをエッセイ的にまとめていきたいと思います。

運転>危険な車間距離

f:id:downsizer:20220114205414j:plain

今日のタイトルをご覧になって、まず想起するのは「あおり運転」的な車間距離不保持かと思います。一般道は道交法で、

第二十六条 車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない

 

となっています。

もちろん、前の車をあおるような距離や、車間距離が十分でない場合は、誰がみても危険ですよね。ルームミラーでぐいぐいと迫ってくる車が後続車であるなら、複数車線なら左に寄って譲りますし、1車線なら、複数車線の道路に出るか、後続の車が曲がってくれるまで、しばし我慢です。

しかしよほど危ないと思えば、とりあえず左折して、先にいかせませす。

 

幸い、現在の居住地域では降雪もあれば凍結もあるので、こうした無茶はあまり見かけません。

 

詰めすぎの逆も怖い

詰めすぎの逆、こうした凍結時ではないとき、あるいは凍結時であったとしても、不必要に車間を空けて停車することは、数々の危険を伴います。

 

当然、スローダウンしていますし、先行車がトラックでもない限り、先行車の一つ前の車の停止位置は把握できます。すると、「前の車もこのあたりで停止するだろう」という予測を立てます。

 

・・・しかし・・・

①危険その1

前の車が、さらにその前の車と車と2台分以上、空けて停まれらると、周囲が危険になります。2車線なら、別の車線から、この広大に空いたスペースに入ってくる車がいます。まあ低速とはいえ、10mくらい車間に割り込むわけですから、制動距離を考えるとかなり危険です。こうしたことを誘発してしまいます。

 

②危険その2

どうしたものか、こうした運転する人は、かなり手前からトロトロ運転が始まり、不必要に広い車間距離をとって止まったあと、私がその後ろに適性な距離で停車すると、それが嫌なのか、再びトロトロを前進、その道が右折レーンなどがあり、後続に右ウインカーを出している車があれば、そのドライバーは「前、空いたんだから詰めてくれよ、俺は右折レーンいきたいんだから」アピールをします。

ですので、私もトロトロと先行車の後に続いて、また停まります。このとき、私の間の車が適正が車間をとっていてくれればよいのですが、さきほどではないにせよ、通常よりも広く距離をとって止まります。

私はもう面倒なので、後続車の状況をみて、詰めることは基本的にはしませんが、先ほどの事例のように右折レーンにあと少しで入れるような車がいれば、再び詰めることになります。

こうしたやたら不必要に停車時に車間距離をとるドライバーは、相当に後続車に対して不信感をお持ちなのだと思いますが、私からすれば「あなたこそ、周囲を危険にさらしている」と言いたいところです。

 

③危険その3

そもそも車間距離を広くとる車が前にいると、走行中も私の後ろの車も苛立ってきます。私からすれば「私じゃない、その前の車を見てみろ」といいたいところですが、私からすれば「前はトロトロ、後ろはイライラ」に挟まれ、本当にいい迷惑です。

このあたりは法律で時速別の車間距離が決まっているわけではないので、各自の常識、マナーに委ねられます。

 

あえて車間を空けることも・・・

かくいう私でも、次のようなケースは、いったん、通常より車間を空けて停車することがあります。

首都高速のランプを降りたときや、一般道でも4~5車線あるような橋が終わって、右折レーンに入るような場合です。

みんながみんな、予測してくれればよいのですが、首都高や外環道のランプでは、それなりの傾斜の下り坂です。道がわかっている人ならよいですが、普通の高速のインターのようなつもりでランプに突入してしまうと、視界が開けた先に、先行車が赤信号で停車している、ということがごく普通にあります。

また一般道でも前述のような状況では、法定速度以上にスピードが出ていることが多く、しかも右折レーンなので右カーブです。ここも坂を下りてきて初めて、緩やかなカーブの先に右折ウインカーを点滅している先行車を発見することになります。

 

こうしたシーンでは、あえていつもよりたっぷり車間をとって、いったん停止しておきます。そして、坂をくだってきた車の速度や様子などを見つつ、そっと前に詰めます。

そもそも後続車がいない状況で、先行車と車間を空けて(もしくは自分が先頭の場合は停止線までの距離をたっぷりとって)いったん停止しているだけですから、後続車にも周囲にも迷惑をかけていません。

 

こうしたことをやり始めたきっかけは、本当に凄い勢いで迫られ、後続車のドライバーの表情が必死だったことがあるからです。このときは通常の車間しかとっていませんでしたから、せいぜいぎりぎりに詰めても1m動けるかというタイミングです。

なにより、自車の速度に比べて後続車の速度のほうがはるかに出ていましたから、できることはルームミラーをみながら、それこそ「衝撃に備えよ」といった感じで踏ん張るしかありませんでした。

 

このときは幸い、ぶつけられずに済みましたが、それ以降、ブラインドコーナーの先にに自分がいるときは、上記のような対応をして、イザというときに、後続車に余裕を与えるようにしています。

もちろん、後続車がブラインドコーナー(首都高等の場合は直線でも高低差があるので、先頭はランプを降り始めないと見えないのでやはりブラインドとなる)を察知して、適性スピードで後ろからきた場合は、その速度に合わせるのように、先行車または停止線まで距離を詰めます。

 

こうしたことも自分でできる危険回避のドライブ術、自己防衛術となります。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

安全運転支援装置の落とし穴「意図せぬ急ブレーキが・・・」

f:id:downsizer:20220114205414j:plain

今日は私の最近の体験をお伝えします。

安全運転支援装置のメインの機能として衝突回避があります。メーカーによって呼び方はいろいろなのですが、要は「ぶつかりそうになったときに、自動でブレーキがかかる」というものです。

 

通常は衝突(主には追突想定)の危険性が高まると警告が鳴り、それでもドライバーがブレーキ操作をしないと、自動でブレーキがかかる、というものです。

毎日、車を運転されている方であれば、年に一度くらいは、「予期せぬ」自動ブレーキが作動した経験をお持ちではないでしょうか。

 

カメラと人間の目との違い

私の車はカメラで主にはカメラで認識します。取説にも、「こういう場合は、自動ブレーキがかかる場合がある」との注釈はあります。

カメラと人間の目の違いは何か、というと、ドライバーは意思があり、ハンドル操作や周囲の状況判断もすべて込みでアクセルやブレーキ操作を行います。

しかし、カメラは「認識する範囲だけ」の状況を捉えて判断します。

 

具体的なケースをお話します。とある都内の立体交差の下での右折です。

南北方向に走る国道(便宜上、「南北国道」と称します;これが立体交差では上を走る)を北上してきた私は、東西に走る別の国道(同、「東西国道」;これは同、下を走る)の東方向(つまり右折)に行きたかった私は、南北国道の左車線から側道に入り、右折レーンに並びました。目の前は東西国道が走っています。

 

赤から青に信号が変わりました。

直進する車はそのまま直進し、右折レーンの車は反対車線の直進車が切れるのを待ちます。直進が切れなければ、右折専用信号が点灯するのを待って、右折することになります。

休日でそれほど混雑していない状況でした。反対車線の直進車、2台ほどをやり過ごすと、少し流れが切れたようです。私の前の車はそのタイミングで右折していきました。私が右折の先頭になり、少しハンドルを切って、反対車線の直進車の様子が見えるところまで進み、いったん停止しました。反対車線の右折待ちの車が数台並んでいるので、慎重に見極めました。

 

本当は右折信号まで待つのが安全なのですが(そのときは直進は赤になる)、後ろも並んでいたし、大丈夫そうでしたので、アクセルを踏みました。といっても相手側の直進レーンの端をバイクや自転車が直進してこないとも限らないので、ジワリと踏んだのです。

 

ところが、その時、警報音とともにガーンという感じで自動ブレーキが作動しました。

目の前のディスプレイにはなにやら盛大にオレンジやら赤のランプや警告のアイコンが点灯しました。

運転していた私からすれば、なんら危険はなかったので、最初の一瞬はとまどいました。しかし自動ブレーキが作動したのは今回が初めてというわけではなかったので、「なるほど、カメラはそう認識したわけね」と冷静に受け止め、改めてハンドルを少し切りましして右折し、無事に東西国道に入りました。

自動ブレーキが作動したとき、ほとんど速度は出ていませんでしたが、私の後続車からすれば、ブレーキランプが消えたので、おそらくその車も少し進もうと思ったに違いありません。それがいきなりブレーキランプ、それも急ブレーキのときは何度か点滅するはずですから、驚かれたかも知れません。残念ながら状況認識するほうに神経を使ったので、ルームミラーで後続の様子を確認する余裕はありませんでした。とにかく、追突されずに良かった、と思います。

 

でなぜ、自動ブレーキが作動したのか。

私が右折先頭になって、少し進もうと思ったそのタイミングは、反対車線の右折待ち先頭の車にとっても同じような状況でした。向こうも、「右折できる」と判断して進んできたのです。

人間の目からすれば、確かに向こうもこちらに迫ってくる感じですが、直進してくるわけではなく、舵角がついているのでぶつかることはないわけです。私もハンドルをすでに右に切っていますので、アクセルを踏んでも相手の右折車と衝突することないのです。

しかし、カメラには、そうは映らなかったということなのだと思います。

 

●以下、カメラの認識の推測です(セリフ風に)

「目の前に至近距離で対向車が迫ってくるのに、アクセルを踏もうとしている。

なんと愚かなドライバーだ!ここは俺の出番だ、もはや警告を発している時間はない、それっ、急ブレーキだ!!」

 

まあ、上記のように判断したかは不明ですが、私よりも一瞬早く対向の右折車が動きだし、そして私がアクセルを踏んだものですから、上記のように判断されたのでしょう。

カメラは自車のハンドルや対向車のタイヤの向きまでは判断してくれませんから、一気に急ブレーキになったのだと思います。

 

立体交差下では相手の右折車が少し膨らんで曲がってくると、逃げ場がなく、接触するほどでないにしても、カメラ的には「極めて接近している」と判断される距離となってしまった、しかもそのタイミングで私がアクセルを踏んでしまったことが自動ブレーキ作動の原因と推測します。

 

立体交差ならではのリスク

あらためて振り返ってみると、立体交差(の下)ならではのリスクがあったのだと思います。

・昼間であっても暗い

・立体交差下ゆえにスペースが狭い(特に右折同士の対向)

・立体交差の橋脚部分が死角となり、反対車線の直進車が見えづらい

 

こうした認識はよく通る道でもあったので、頻繁に行く場所に向かうときは立体交差の下で右折せず(ナビは当然、そうのように案内しますが)、あえて行き過ぎて一つ先の右折レーンあり、右折信号あり、の平面交差で右折し、上記の例でいうなら東西国道と並走する道を直進、やがて右折し直進、すると東西国道にぶつかりますから、信号左折で、本来、向かいたい方向に出るようにしています。

 

しかし、上記の自動ブレーキが作動したときは、初めていく場所で、ナビのガイドにそのまま従ったのでした。

 

私の今回の事例が、皆さまの何かのお役に立てれば幸いです。

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

2436w

 

 

 

 

 

新年最初の爽やか体験

f:id:downsizer:20220114205414j:plain


今さらですが、当ブログにご訪問いただいております皆さま、昨年はありがとうございました。このブログを始めて1年が経ちました。

後半はガクッと更新頻度が落ちたにもかかわらず、日々のアクセス数はなぜか、頻度高く更新していた時期よりはるかに多くなり、またありがたいことにKindle  Direct Publishing(KDP)で刊行した電子書籍3冊も、ポチポチではありますが、Kindle Unlimitedで購読いただいたり、書籍としてお買い上げいただいたりすることができました。
 
動画もツイッターもやっていない私にとって、当部ブログがプライベートな一個人、私人としては、唯一の社会との接点ということになります。今年も月に3~4本アップできればいいな、というペースになりますが、書きたいテーマは1年前のブログを始めたときよりもたくさんあります。1年前は新聞を読みながら話題を探していた時期も少なからずあったのですが、その頃とは違って、時間さえあればいろいろ書きたいと思っています(まあ、これも言い訳になってしまいます、時間はしょせん、作らなければできませんものね)。
 
 
さて、新年最初の記事となりますので、さわやかな話題でスタートしたいと思います。

そして前回のブログの最後に書きましたように、車ネタでもあります。

 

新年早々のある日の朝いつもの通勤路を走っていました。片側1車線で路肩もほとんどない狭い道、そして信号は赤。私の前には4台ほど車がいました。信号が変わって一斉にスタート、しかし私の直前の車はブレーキを踏み、右ウインカーを点滅させました。このとき、私は絶望的な気分(多少、大げさですが)になりました。朝の通勤時間帯、どの車も職場へ急いでいます。私の前の車が右折しない限り、前には進むことができません。

反対車線の車が途切れることはなく、おそらく赤になるかならないか、実際は赤になったと同時に右折車は右折、私はそのまま交差点で次の青信号を待つ、というシナリオを覚悟したのです。

そう思っていたとき・・・滅多にないのですが、なんと対向車の1台が停止、右折車に右折させてあげたのです!おかげで私は次の青信号まで待たずに車を進めることができました

 

・・・とここまではよくある話、かも知れません(実は私のいる地域では、そう「よくある話」でもないのですが)。私は「助かった」という気持ちから、右折車に道を譲ってくれた対向車のドライバーに「ありがとうございます」という気持ちで軽く手を挙げて挨拶したのです。すると、どうでしょう、相手のドライバも「いいえ、どういたしまして」という感じで手を挙げて挨拶を返してくれたのです!

 

全くもって、ささやかこのうえない、たわいもない話かも知れませんが、このエリアでは前を空けて車線変更したい車をいれてあげてもサンキューハザードが返ってくるのは2割程度ですので、こうした車同士のコミュニケーションが成立したことが驚きであったとともに、とても嬉しく思いました。

 

こんな体験を共有させていただきたく、新年最初の記事にしました。

本日も最後までお読みくださり、まことにあありがとうございました。

本年の引き続き、ご愛顧いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

kindle本発刊体験記⑧「はやる気持ちを抑え、ここに気をつけよう」

f:id:downsizer:20210503214213j:plain

またまた更新間隔があいてしまいました。

校正済みのテキスト原稿、組み入れる画像(図表類)や写真がすべて用意できたとしましょう。

チェックポイントは、

1.テキスト原稿は「でんでんマークダウン」の記述によって書かれているか

2.画像はjpegになっているか(ほかの形式でも可能ですが)

3.ファイル名は英数になっているか(日本語では絶対ダメということでもないようですが、あえてリスクを冒す必要はないので、英数でつけましょう)

4.アップロード用のファイルにまとまっているか

 

ここからは「でんでんコンバーター」を利用してepub形式のファイルをつくります。

conv.denshochan.com

最初の「アップロードしてね」の「ファイル選択」が大切です。

すでにアップロード用フォルダにファイルがまとまっているはずですから、それらを選択して「でんでんコンバーター」にアップロードします。

このとき、「表紙」は選択しません。

選択するやり方もあるのでしょうが、なぜ、ここでは選択しないかと申しますと、あとでkindleの出版用ページで、表紙画像は別にアップロードするからなのです。

ですから、ここでは、表紙をのぞいた図表や写真入りの「本文」がepub形式でできあがることになります。

 

先ほどの「でんでんコンバーター」のページで必要事項を入力したり選択していき、最後に最下段の「変換」ボタンを押します。するとepub形式のファイルがダウンロードされます。

 

本ブログであらかじめ「kindleプレビューワー」をインストールしておくようにご案内しました。

kindleプレビューワー」がインストールしてあれば、ダウンロードしたepub形式のファイルを開く場合、プレビューワーが立ち上がり、実際の電子書籍のイメージで確認することができます。

なぜ「kindleプレビューワー」が自動的に立ち上がるのか、その理屈はよくわかりません。私のPCには、ほかにepub形式のファイルを開くソフトがなかっただけ、という話なのかも知れません。

 

私の場合、このあたりは深く追求しません。実際のイメージで確認できるのなら、それで「よし」とします。

 

この電子書籍のイメージで表示される画面を見ながら、チェックしていきます。

 

プレビューでチェックすべきポイント

1.見出しの大きさはイメージどおりか

2.画像(図表、写真)は、所定の場所にきちんと反映されているか

 ➡表示されていない場合は、でんでんマークダウンの技法に従っていない、あるいはファイル名相違などが考えられます。

3.章のタイトルなどで2行になっているものはないか

 ➡どうしても2行になってしまう場合は仕方ありませんが、できれば1行に収めたほうが、すっきりするかと思います。

4.無駄な改行や改行もれはないか

 ➡文の途中でなぜか改行されてしまったり、自分では改行を入れたつもりが、そうなっていない箇所などをチェック

 

ここまでチェックして完璧なら、KDPのページにいきます。

kdp.amazon.co.jp

ここでログインして「著者ページ」へと進むわけですが、私の場合、プレビューして修正がなかった試しはありません。

いろいろ改行や文字送りで気に気になるところが出てきたり、「ここは箇条書きのほうがいいな」などと思ってしまい、結局はテキスト原稿に立ち返り、気になったところの修正を加えることになります。

 

当然ながらepubファイルも作り直しとなります。再び「でんでんコンバーター」を使ってプレビューを見て、修正箇所をチェック・・・としているうちに、最初では気づかなかった箇所が気になりだし、再びテキスト原稿に修正を加え・・・そして再び再び「でんでんコンバーター」を使ってepubファイルを作り直し・・・という作業を私は3~4回繰り返しました。

ここまでやっても、いざ出版したものを自分で購入してチェックしてみると、修正したい部分がまたもや出てきてしまうのですが・・・。

 

みなさん、さりげなく「kindle本を出しました!」とおっしゃっていますが、きっとこうした産みの苦しみを経てのことなのだろうと推察しています。

上記の修正作業はある程度時間をかけたほうがよいので、なんらかの理由があって発刊日をこの日にしたい、というような場合は、原稿が書きあがったあとの、ここまで触れさまざまな手続き(ワードを使った校正作業、その修正、挿入する画像のファイル名のチェック、epubへでんでんコンバーターを使った変換とプレビュー、そして修正)を見越してスケジュールを立てられたほうがよいでしょう。

 

kindleに発刊申請をあげたあとは、早ければ丸1日くらいでAmazonに並びます。「早ければ」と書いた理由については、kindleの著者ページ入力のポイントとともに次回、ブログに書きたいと思います。

 

本日もここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。

 

【お詫び】

本業のほうが多忙を極め、ブログの更新がままなりません。

「今日は更新されているだろう」と見計らってこのページを訪れてくださる読者の方も少なからずいらっしゃるので本当に申し訳なく思っています。

最低でも週1は更新を、と思っていましたが、すでに10日以上あいてしまいました。

どんな状況であれ、10日に一度くらいは更新していこうという気構えですので、温かく見守ってくだされば幸いです。

 

 

kindle本発刊体験記⑦「校正とフォルダの整理」

f:id:downsizer:20210503214213j:plain

テキスト原稿を用意することと、これをでんでんコンバーターのルールにのっとって見出しや画像の挿入、リンクの挿入などを加えるところまでを、これまで書いてきました。

 

一つ、飛ばしてしまったことがあるので、それを今日は書きます。

 

前回はでんでんコンバーターのルールに従って##などの記号を入れるときに間違わないように、ということに触れたのですが、そもそものテキスト原稿が日本語として正しいか、いや、普通は正しいはずなのですが、PCで急いで入力していくと、どうしてもキータッチの関係で誤入力があったり、誤変換があったりします。

誤変換は、「普通はこういう漢字に変換されるよね」というある種の思い込みがあるので、簡単な漢字ほど誤変換されたことに気づかずにいます。

今もこうして入力していても「かんじ」と打つと「漢字」と変換されるだろうと9割以上思っているのですが、このPCではなぜか「感じ」が最初の変換候補となります。これまでの入力履歴からPCが「はいはい、かんじって『感じ』ってうちたいのですね」と勝手に解釈しているのだと思います。

 

ワードの校閲機能を利用する

誤変換、誤入力に気をつけるとはいえ、過ちをおかしてしまうのが人の常というもの。また自分のタイピングを過信していると、半角英字混じりのおかしな日本語になっていたり、脱字があったりもします。

 

こればかりは不思議なもので、自分で書いたり入力した文章は、上記のようなミスに気づきにくく、他人が書いた文章は、すぐに気がついたりするものです。自分で書いたものは、頭でわかっているので、いくら目で追っても、どこか読み飛ばしてしまうのだと思います。

 

そこで活用したいのがMicrosoftのワードの「校閲」の機能です。

テキスト原稿が出来上がったら、まず、この校正機能を使ってチェックします。すべての校正が終わってから、でんでんコンバーター電子書籍のファイル形式に変換します。

 

ワードを立ち上げ、そこにテキストをコピペして流しこみます。目的は文章の間違いやご入力を確認するためですので、この際、改行などは気にしません。

一番上のタブの「校閲」をクリック。一番右の「スペルチェックと文章校正」をクリックします。何も指摘箇所がなければ「文章校正が終わりました」と表示されますが、2万字以上くらいの原稿ですと、何カ所かは指摘されます。指摘事項の中には「助詞の連続」などというものもありますが、前後のセンテンスからみて特に読みにくくなければ無視しています。

ワードの校正機能を使っての修正は、いちいちテキストファイル形式の原稿に立ち返って直すのではなく、ワードファイル上で修正を行っていきます。

表記のゆれもチェック

表記のゆれとは、「電動パーキング・ブレーキ」と書いたり、「電動パーキングブレーキ」と書いたりするなど、表記に統一がないことを言います。

これもワードの校閲機能を使っていると、最後のほうで指摘されます。

知らず知らずに何種類もの表記をしているときは、ここでワードの「置換」機能を使って、統一するほうの表記に全置換を行います。

 

すべてのチェックが終わったらテキストファイルで保存

ワードファイル形式のままではでんでんコンバーターに流しこめませんので、ここで再びテキストファイルにして保存します。前のファイルと区別するために「校正済」などの単語や、マイルールで定めた記号(私の場合は●)をファイル名に付けると間違わなくなります。

 

文字数のカウントも

専用のソフトもあるようですが、ワードに流しこめば文字数はカウントしてくれます。これは電子書籍を発刊するときに大いに役立ちます。

 

検索機能も使える

ブログの記事をもとに書き下し原稿を加え、それらの順番を入れ替えたり、コピペしたりしているうちに、「これはどこかでも書いたよな」ということに気づき、しかしすぐには、それがどのあたりの章だったかを思い出せないというったこともままあります。

こうしたときもワードの機能は使えます。

みなさんもすでに仕事で利用されているかと思いますが、そのキーワードを入れて検索をかければ、自分であやふやな記憶を頼りに探すより、何倍も速く探しだすことができます。

 

フォルダの整理についてのヒント

こうしてワードファイルも登場しますと、テキストファイル、図表、写真など電子書籍の原稿に関連するファイルの数が増えます。今後、触れますが、「でんでんコンバーター」を使って電子書籍スタイルに変換すると「EPUB」形式のファイルもつくられます。

こうして自分のフォルダの中には、どんどんファイルが増えていきます。

私はテキスト原稿は更新したものはもちろんですが、一つ前のヴァージョンも保存してあります。万一、誤って最新ファイルを消去してしまっても、ゼロではなく、前回からのやり直しで済むからです。

 

お勧めは発行する電子書籍ごとにフォルダをつくり(これを以下「親フォルダ」といいます)、そこには最新のものを日付入りのファイル名をつけて保存しておきます。そして一つ前のヴァージョンは、親フォルダの下位のフォルダとしてlogと名前とつけたフォルダに移動させていきます。

こうして電子書籍のフォルダをあけたときには、常に最新のファイルが保存されている状態をキープします。テキスト原稿のほかに前述のワードフィルも念のため、保存しておきます。こちらも最新のもののみで、一つ前のヴァージョンのものはlogフォルダに移します。

これにより、最新版でも少なくてもテキスト形式、ワード形式の二種類のファイルが保存されますから、せっかく書いた原稿消失、というような事態はかなり防げます。

 

最後にアップロード用のフォルダを作っておく

最終的にkindleにアップロードするためのEPUB形式(文字原稿と図表、写真等を一つににまとめたもの)、それにkindle本の表紙画像を格納するためのフォルダ(赤字部分は10/13修正)を、親フォルダの下に適当な名前を付けて作成します。こうしておくと、アップロードのときに、このフォルダの中にあるものすべてがアップロード対象となるので、間違いませんし迷いません。親フォルダの中にこうしたアップロード用のファイルを混ぜておいてしまいますと、いざアップロード用の作業を始めたときに、いちいち神経を使って正しいファイルを探しださなくてはならなくなるからです。

 

次回はいよいよ「でんでんコンバーター」を使って電子書籍用原稿を作成し、kindleに登録するまでを書く予定です。

※このところ本業の関係で更新間隔が長くなってしまっています。ご容赦ください

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

kindle本発刊体験記⑥「テキスト原稿の加工について」

f:id:downsizer:20210503214213j:plain


 だいぶ更新の間隔があいてしまいました。少し言い訳をいたしますと、世の中は三連休のだったのですが、私はほぼ、普通に出勤して働いていました。

 

本日はテキスト原稿をどのようにkindleの電子本にしていくかについて書いていきます。利用したのは「でんでんマークダウン」というサイトです。

サイトといってもサイト自体がソフト、アプリのようになっていて、次に紹介する「でんでんコンバーター」というページで、kindleにアップできる形式に変換するために使います。 最初にお断りしておきますが、kindle電子書籍の原稿にする方法は,、ほかにもあります。

ただ私が自分で使ったことのないものをお勧めするわけにはいかないので、自らの体験記ということでご理解ください。

 

kindleプレビューワーをインストールしておく

Kindle Previewer

上記のサイトから、まずはkindleプレビューワーをインストールしておきましょう。なぜ必要かは後述します(後述というのは次回のブログ以降という意味です)。

 

②テキストデータに手を加える

これは目次や見出しの作成、文章を箇条書きにしたり、図表等をページに挿入するために必要となる作業です。どうやって手を加えるかと申しますと、例えば見出しの作成でいいますと、

# 見出しレベル1 #

## 見出しレベル2 ##

### 見出しレベル3 ###

上記の#、筋は半角で入力します。「見出しレベル1」というところに、章の見出しなどをいれます。私はこれまで、このレベル1は章の見出しでなく、書籍のタイトルをいれていました。よく紙の書籍でも、表紙をめくると、そこに本のタイトルがでてきますよね。そのイメージです。

 

実際の章の見出しは私の場合、##(#×2)で囲みます。次の###で囲むのは、章の中の小見出し用です。実際に使っているのは、このレベル3までです。

このほか独自のルールがありますが、それは上記の「でんでんマークダウン」のサイトを参照してください。いろいろありますが、私は見出しレベル(1から3)、リンク、箇条書き、図表の挿入、文字の強調(太字)、それに改ページくらいです。ちなみに改ページは、半角のイコール記号「=」を3つ以上並べますと、そこで改ページとなります。

おおよそよく使われるものは10個くらいといいますが、私の場合は前述のとおりでもっと少ないです。ですから、やっているうちに覚えられるレベルです。

 

この「でんでんマークダウン」はこの世界ではとても有名で利用者も多く、ということはそれだけYouTubeでも詳しい解説動画があがっているということになります。私がここで細かく書いても、動画には及びませんので、検索してみてください(他人任せでスミマセン)。

Kindle出版」で検索すると、いろいろヒットすると思います。さらに検索のキーワードに「でんでんマークダウン」を加えると、これを使った原稿作成方法がヒットします。

注意事項としては、動画の中でも比較的新しいものを視聴するようにしてください。古いものですと、現在の最新のkindleの仕組みとズレがある場合があるからです。

 

③“急がば廻れ”一度に全部ではなく、集中力の続く範囲で

やってみるとわかりますが、テキストデータにこうした「でんでんマークダウン」のルールを適用して手を加えていく作業は、素人にはなかなか退屈なものです。

そしてたいていは途中でいい加減になって、何かしら、ミスが生じます。

例えば見出しの#は、文字をはさむ前後で同じ数ではなくてはなりませんが、これが一つ足りなかったりすると、見出しとして認識されません。その結果、最終的に原稿を前述のkindleプレビューワーで確認したときに、自分がイメージしていたものと違うことになります。

本来、ここで章が変わって、大きな見出しが入るべきところが、#がついて変な文字列になっていたりします。

 

こういう間違いが一つくらいであればよいのですが、3万~4万文字の原稿で何か所もでてくると、いちいちメモに「第5章の見出しがヘン」「第8章のリンクがおかしい」「第10章の改ページがされていない」など書きだしていって、テキストデータに戻り、一つひとつ修正をかけていかなくてはなりません。

私も最初は、「ざっとやっておいて、プレビューをみながら直していけばいいや」という適当な気持ちで臨んだのですが、これは失敗で、できる限り最初のテキストデータに「でんでん」のルールに則り、正確に記号等を入れていくことをお勧めします。

 

残念ながら、そこまでやっても、いくつかはイメージどおりに反映されていない箇所を発見してしまうことにはなりますが、ぐっと修正箇所は減るかと思います。

 

④挿入する図表等のファイル名は簡単に

図表と書いていますが、jpegデータでないと受け付けません。写真ももちろん、同様です。エクセルの表などは画像に変換しておくことが求められます。

私は半角英数でファイル名を構成しています。それもなるべくわかりやすいものにしています。これは本文中に正確に挿入する図表のファイル名を入力する必要があるからです。

ファイル名が1文字でも違っていると、挿入されません。

 

できるだけシンプルにして、挿入すべき場所にいちいちファイル名を確認しなくても入力できるようですと、作業効率が上がります。

 

次回は、実際のアップロードの作業について書きます。本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

kindle本発刊体験記⑤「実際に売れるものなのか?」

f:id:downsizer:20210503214213j:plain

今日はkindle本を出したのはいいが、実際に売れるのか、についてお話しします。

結論から申し上げますと、「まれに売れる程度」です。

4月に発刊した1冊目は、これまで3冊、売れました。このほかに自分で検証用に1冊買っています。そして8月に発刊したうち、安全運転支援システムの本が発売月に1冊売れました。

前回も書きましたが、お買い上げいただくだけが収入ではないのです。kindleUnlimited加入の方は、自由に私のkindle本は読んでいただけます。8月はなぜか同月発刊の車選びの本が、購入はゼロでしたが、kindleUnlimitedでは何百ページもお読みいただいています。

確か、この場合はページあたり0.5円の印税が入ったきたと記憶しています。

3冊がそれぞれどうなっているかは著者管理ページのプルダウンメニューを使って、

「すべて」にしたり。特定の電子本を指定することで、全体と、個別の売れ行きが把握できるわけです。

 

下のグラフは8月中の状況を表したグラフ(著者の管理ページ)です。

上の棒グラフがすべての本の売り上げ、下の棒グラフがkindleUnlimitedで読まれたページ数を表しています。これは3冊すべて合わせたグラフですが、前述したように、売れた2冊はドライブ術と安全運転支援システムの本が1冊ずつ、下のグラフはほぼ、すべてが車選びの本のページ数です。


f:id:downsizer:20210910215523j:plain

3冊がそれぞれ別の動きをしていることが興味深いです。

8月は4月以降、過去最高の売り上げ(売れた本+kindleUnlimitedで読まれたページ数のトータル)です。これは、このブログでkindle本について書いたこともありますが、諸先輩方がおっしゃるように、1冊だけではダメで、複数冊発刊して、ようやく認知されるようになる、ということなのかなと思います。

8月の2冊は、1~2日ずれただけで、相次いで発刊しました。

私はあまり熱心なほうではなく、どのようにAmazonで紹介されているものやら、あまり自分では見ていないのですが、やはり発刊冊数と全体の売り上げはリンクしていくようです。

 

とはいえ、とても「印税」と呼べるようなレベルではありません。

 

しかし私としては、どこの「馬の骨」ともわからぬ輩が書いた電子本を、お買い上げいただけるだけで、本当にありがたいと思っています。またkindleUnlimitedは、会員ならいくら無料で読めるとはいえ、読むのに時間がかかるわけですから、その人の貴重な時間の一部を、私の著作を読むために使っていただいた、ということは嬉しい限りです。

 

kindle本を発刊して一儲けしよう、と考えるのは無謀かなと思います。あくまで趣味の延長で取り組む程度が無理もないし、絶望もしなし、長続きするのではないでしょうか。ブログもそうかと思いますが、ネットの世界でも、「継続は力なり」の部分はあるようです。

 

これからも、新しい電子本を発刊していきたいと思いますし、既存の電子本についても改訂版を出していきたいと思います。特に車の世界は、電動化や安全運転支援システムの分野で進化が目覚ましく、内容が陳腐化しやすいからです。

また私の本の中には2020年(暦年)の車の販売ランキングを載せていますが、これなども来年になれば古いデータとなります。新車も1年のうちには何台か発売され、それがメーカーの戦略車種だったりしますと、大きな変動につながることもあります。

 

これからもブログでリアルタイムのことについて書いていきながら、それを既存本の改訂に役立てていきたいと思います。

 

いかがでしたでしょうか。あくまで私のケーススタディです。ここまで読んでいただき、「やってみようかな」と思われる方は、次回に「テキスト原稿から電子本にするまで」と、Amazonから一度は発刊を却下される、というお話について書きますので、楽しみにお待ちください。

「なんだ、それっぽちか」と思われた方は、Youtubeなどを検索しますと、kindle本で大いに稼いでいる、という方のお話がありますので、のぞいてみるのもよいかと思います。

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。